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強制終了

普通に生きているだけで
有相無相が溜まって行く

乱雑に反芻される生活感
無意識の内にランキング

損か得かで積み上げる石
昨夜と十年前の共同住居

永遠に胸を焦がす数秒後
眼前のパネルへの嫌悪感

見飽きても尚見てしまう
眠れない夜に舞う自画像

越えるべき限界のライン
だからそれはどこに引く

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール