参ったな
静かな夜が好きなのは
耳を澄ませていたいから
祝いの席さえ遠慮する
疲れた我が身に愛着を
変化が怖いわけじゃない
単なる口癖その程度
一人でのんびり歩きたい
確かに愛しているのだと
いちいち問うのも野暮だもの
私は私を歌いたい
語り尽くせぬ虚と実が
自ずと求める理か
誰にも言いたく無い事や
騙してやりたい見聞も
吹けば飛ぶから参ったな
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール