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太陽

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壱貫亨司詩作集め
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2022年3月の記事一覧

親孝行

守りたかった最初の二人 仲が良かった訳でもない 毎晩深酒管巻いて しらふが油に火を注ぐ 僕…

壱貫亨治
2年前
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ハグ

抱きしめる事で 生きている事を 思い出すみたいに まだこんな風に 優しくなれる それは余りに…

壱貫亨治
2年前
51

傲慢テリトリー

分からない奴 それは俺だと 言ったのは誰だ 好きにほざけ がなり立てるが 静まり返った 沈黙の…

壱貫亨治
2年前
48

午下りの鈍痛

ラジオが少し、うるさいんだが、どうでもいい音が、聞こえなくなるのも、それはそれで、案外、…

壱貫亨治
2年前
50

ジェラスガイ

もう何にもないよ どうしてかって? 今しがた捨ててきたからね ぼっこぼこに壊してさ そりゃあ…

壱貫亨治
2年前
46

対価

夢の対価 行き倒れの牧歌 自由の対価 暮らしの黙過 愛の対価 心中の流行歌 幸福の対価 殺戮…

壱貫亨治
2年前
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宣戦布告

パラダイムの臨界点 唐突な訪問者ぶった 所謂日々の積算計 戻りたいと気付く頃 絶望的美少女の笑みと 諦めに臥す老人を見る 気付かなければ良かった 変わらないはずだった そう思うだけで終わる 配給のスタンプコード ポリビュオスの暗号 解答は新たな疑問符 戦いの火蓋は過ぎ去った 拒否と受諾は精神の分離 もう何処にも逃げ場はない

遠隔操作

気付かない気付かない こっそりスイッチ入れたって 間抜けな奴らは間が抜けて 惚けた面して街…

壱貫亨治
2年前
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