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太陽

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壱貫亨司詩作集め
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2021年6月の記事一覧

お空に穴が空いたとさ

お空に穴が開いたとさ お空に穴が開いたとさ 実りに焦がれる若人が 夢を追いかけ飛んだとさ …

壱貫亨治
3年前
35

恐怖シンパ

ニュースを眺めて他人事 刺激を欲しがる綺麗事 陰口告げ口乗車口 自由を愛する平穏が 自由の為…

壱貫亨治
3年前
31

変な顔

変な顔して笑ってる 何にもおかしくないけれど ついついつられて笑います 変な顔して怒ってる…

壱貫亨治
3年前
29

運命共同体

明日の事など門外漢 今日の結果と知れば良し 初めて会った日の事を 変わらぬまんま覚えてる …

壱貫亨治
3年前
31

石拾い

投げ捨てられた石ころも それぞれ異なる顔を持つ けれどもそれが何になる 誰も見向きもしない…

壱貫亨治
3年前
30

ストレンジャー

他人面した街を行く 行き交う人の横顔に 誰かを重ねてまた消して 徒労を承知で繰り返す 古び…

壱貫亨治
3年前
28

縁の下

だいたいこっそりやり過ごす 能ある鷹でもないけれど 兎角とやかく面倒臭い 名前も忘れてしまいそう やりたい事をやりたいが 辻褄合わせの屁理屈に 心震わすさざめきを 見つけた人はどのくらい 器用貧乏暇を売り 生きてくために出来ること 清廉潔白とは行かないが そいつを少しは愛さなきゃ わかっちゃいるけど湯沸かし器 懲りずに何べんやり直し 夜にあぶれて不眠症 昼ははぐれて縁の下 愛してくれたそれぞれと 愛したことなぞ思い出す

流れてく

流れるだけの歳月も 何かを積み重ねているもので 積み上げたモノの様相に 時にゾッとしたりす…

壱貫亨治
3年前
25

残酷

不安が人を象って 安心ばかりを買い求め 凡夫の耳にも黙示録 平常心に幻覚を 不吉な顔した福…

壱貫亨治
3年前
20

どこでもない場所

喜ぶ事にも不器用な 幸福訪ねたパスポート 虫も殺せぬ優しさは 臆病者の晩餐に 命を喰らって生…

壱貫亨治
3年前
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