見出し画像

発達段階理論と教育の歴史

教育を考えるにあたって、歴史を知っておくのは大切です。
教育の歴史をどんどん紹介していくので、気が向いた時に読んでみてください!

さっそく本題に。

みなさんは、発達段階理論って聞いたことありますか?
ここからは発達段階と教育がどのように関わってきたのか、また現代にどんな影響を与えているのか紹介します。

発達段階とは、体や心の成長に応じて、人間の発達をいくつかの段階に分けて考えることです。

社会は、心理学者エリクソンが提唱したこの「発達段階」という考えをもとに設計されてきました。この考えのおかげで、学生は勉強し、社会人は仕事をするのが普通だとされています。つまり、年齢に応じて生活を送ることが当たり前になっているところがあります。(いい意味でも、悪い意味でも)


引用(冒険の書 AI時代のアンラーニング)


しかし、このような考え方には問題もあります。

例えば、学びたくない時期に無理に勉強させられることがありますし、学びたい時に時間がなくて勉強できないこともあります。また、大人と子どもが一緒に学ぶ機会が少ないのも、発達段階理論によって社会が作られているからです。

私自身もこの歴史的繋がりは最近知りました。

きっかけは最近お亡くなりになったムツゴロウさんの本を読んだこと。
この時、年齢にとらわれない生き方があることに気付きました。

ムツゴロウさんは、小学生の頃に大学レベルの数学を終え、大人になってからは生き物と触れ合う人生を送りました。このような生き方もできることを知っておくことは、とても大切だなあと。

本来、人は学びたい時に学び、その学びを活かしていくのが正しいはずです。年齢にとらわれない考え方を知ることで、人生の視野が広がることでしょう。変化の激しい現代では、新しいことを学ぶことが求められます。だからこそ、学びたい時に学べることが重要になってくるのです。

ここまで紹介してきたように受験、就職など、人生の区切りとなるものは「発達段階理論」によって作られていることが多いです。

この年齢だから「〇〇すべき」という考えは、人生選択の上で助けにもなりますが、足を引っ張ることもあると知っておくのがいいかも知れません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?