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教員不足問題をチャンスと考える

教員不足がメディアで騒がれてから1週間。

社会問題はマスメディアで取り上げられることで、突如話題になるが、その数日後には姿を消してしまいます。

Yahoo NEWS 教員不足問題

騒がれている時点では、
批判することが目的化し、
客観的な議論ができないので、少し時がたったいま、教員不足問題について考えてみました。

今回騒がれた問題をおさらいすると

・教員が1500人不足している
・自習だけの学校が出てきている
・教員の労働環境が悪質なため、問題が起きている

さて、

今回、私がお伝えしたいのは、
この教員問題をきっかけに、学校教育について考え直してみませんか?

ということです。

反感を買うかもしれないが、
必要なのは悪質な環境を作り出した人達を批判することではありません。
(もちろん、悪質な環境は問題)

個人的に教員不足が話題になったのは
チャンスだと感じています。

・教員の役割とは?
・教員とは?

といった
根本的な問いを考えるタイミングになる
からです。

教員の役割が明確に議論されていないから、
やらなくても良い仕事が増えていると思います。

先日読んだ日野田さんの本にも

「理由がない、意味がないけど、つづけているからやめられない仕事」が沢山ある

と書かれていました。


こういった仕事を無くすこと、
どうしても必要な仕事は教員ではなく、別の担当をつけるということもできます。

さらに言うと
もっと活用すべきなのは、テクノロジーです。

学校では
いまだに紙媒体を使っているところもあります。

まずは、ペーパーレスにして印刷の時間をなくす。

そういったこともできます。

教員が本当にやるべきことだけをやる、できる環境作りを見直せば、テクノロジーに任せられる部分はもっと沢山あります。

個別教育は難しい?

さらに教員不足がある程度解決し、
教員の数が一定数増えたとしても、

人間だけで子供1人1人にマッチした
個別教育を進めていくのは難しいことです。

教員が個別で担当すべきところを
決めなければなりません。

他の部分は、
AIを活用していくなどの対応が必要でしょう。

明治維新で、寺子屋をもとに小学校が作られ、
新しい教育の形が作られました。

当時作られた
「均質化、標準化」教育が150年以上
続いています。

当時は工業化社会に合わせた教育が必要だった
ため、適切だったかもしれません。

しかし、
「言われたことをその通りにやる」
ことが価値を生み出さなくなった現代には
合わない教育となっているのも事実です。

均質化によって、
ある分野について知り尽くしている人やいわゆる天才が出てこなくもなります。

時代と教育の間で歪みが多くなる

これからも教育問題が
次々と出てくるでしょう。

これは、
時代が変化しているのに教育が変化していないことによる歪みが生み出したものです。

問題が起こるごとに
教育を見直し、変えていくことが必要だと思います。

最後まで、
読んでいただきありがとうございました。

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