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わたしたちは「共感」を恐れている?

どうも、元お友達教師のりょーやんです。

偉大なる風格を出そうと、
ダンディーな男になるために、
日々日サロに通っています!

・・・ごめんなさい。ウソです。

さて・・・始めますか!笑


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「あなたは共感を大事にしていますか?」

そう問われたら、
自信満々に「ハイ」と答える人は少数かもしれません。

一方で、
大事にしようとしている人は多いでしょう。

では、

「あなたは共感を恐れていますか?」

と問われればどうでしょうか?

「え?恐れている??」

となる人も多いと思います。

しかし、現代に生きる人たちは、
ほとんどの人が「共感」を恐れています

だから、共感をすることに、
躊躇ってしまうのです。

筆者も例外ではありません。

共感を恐れています。

その辺りの人間の心理を解き明かすと、
わたしたちが何をしていけばよいかの、
指針を得ることができるかもしれません。

この記事ではそんな、
「共感」というものについて
深堀をしていきます。

何か1つでも、
お役に立てるものがあれば幸いです。



「共感」が必要とされる令和

様々なニュースで取り上げられる
ハラスメント。

それによって
メンタルヘルスのバランスを崩す人たち。

人間には様々な多様性があると
分かってきたからこそ、
相手のことを理解することの重要性が
謳われるようになってきました。

その結果、
会社という組織の中でも、
教育現場でも、
「共感」というものが大切にされてきています。

しかし、なぜ今になって

人として生きていれば、
共感が大事だということは、
気付きそうなものです。

なぜ、今これだけ注目されているのでしょうか?


関心を寄せる=没落の世界

共感が唱えられるということは、
共感が足りていないことの裏返しでもあります。

なぜ、そのように、
人々に関心を寄せ、
寄り添うことが難しくなっているのでしょうか?

1番の根幹となるのは、
過剰な競争社会であることでしょう。

どの国も、
自国を1番に押し上げて、
伸ばしていくことに必死。

他の国のことに、
心から寄り添い、
助ける余裕などありません。

それは国内でも同じです。

どこかの誰かを助けていれば、
その隙をついて、
別の事業が追い抜こうとする。

結果として、
人に関心を寄せれば寄せるほど、
不利となる社会
になっています。

競争社会の中であっても、
人々の心をつなぎとめてくれていた、
「義理人情」「恩を返す」という精神も、
薄まってきているのが現状です。

誰か一人富を得るためならば、
他人を犠牲にしても構わない。

人間が便利さを求めるためならば、
自然を犠牲にしても構わない。

「もっと便利に」
「もっと快適に」

そんな豊かさを求めすぎる声が、
人間をおかしな方向に向かわせているのかもしれません。


「共感」を恐れるとは?

プロカウンセラーである
杉原保史さんは、

「現代人は共感を恐れている」

と唱えています。

日本の学校や会社、組織の中では、
誰かがいやがらせをされていたら、
見て見ぬフリをする人が非常に多い。

「そんなワケないだろう!」

と思っていた筆者も、
次第にその事実を理解するようになりました。

ハラスメントを受ける同僚がおり、
その人を守ろうと声をあげても、
協力する人が少ない。

組織内で起こっている人間関係のトラブルも、
見て見ぬフリをすることが多い。

それは、共感をすることが、
生きづらさをもたらす
からです。

誰かに共感するということは、
その人の傷みを感じるということです。

そしてその人の問題が解決しなければ、
自分もずっと傷みを感じ続けます。

そのような共感が
あらゆるところに発動されたらどうでしょうか?

働き方に不満を感じている人に共感すれば、
組織を変えた方がいいのでは?となります。

貧困で苦しんでいる人に共感すれば、
自分の生活はこれでいいのだろうか?となります。

「絆(きずな)」の言葉は、
綱(つな)が語源となっている説があります。

綱のように、
切りたくても切れない、
一見煩わしさを感じる関係こそ「絆」
なのです。

家族が典型です。
家族は時には煩わしさを感じます。
それでも一緒にいるからこそ、
切っても切れない「絆」のある関係になるのです。

現代は、やることや考えることが多すぎて、
煩わしい要素を自分の周りから消去しようとする傾向があります。

そんな傾向からも、
人々の間に「絆」が失われ、
さらに「共感」を恐れるような
風土が出来上がっていく気がします。

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