見出し画像

お友達教師はだめ・・・ですかね・・・?

「あぶね~」

よく先の記事を作ることに集中し、
今日投稿するはずの記事を
予約し忘れるときがあります。

今日も危機一髪。

もし、忘れていても、
許してくださいね。笑


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「お友達教師になってはいけない」

教師をしていると
そのような忠告を受けることがあります。

子どもと友達感覚になると、
馴れ合いの関係になってしまい、
指導すべきことが入らなくなったり、
指導をなあなあで終わらせてしまうことになる。

その甘さを見抜き、
子どもはさらに勝手な行動をしてしまう。

新卒の教師には、
そのような失敗例が多いと言われます。

ただ、現在は厳しい指導も、
色々と配慮すべき
であることが分かっています。

自分の隣の子が叱られるだけで、
涙を流してしまう子もいます。

相談しやすい雰囲気をつくらなければ、
メンタルに様々なものを抱えている子が、
本当に困っていることを相談できない可能性があります。

その辺りのバランス
どのようにすればよいのでしょうか。

そんなことも含め、

「お友達教師」

という切り口で記事にしていきますね。

楽しんでご覧いただければうれしいです。



お友達教師だった!?

さて、筆者自身を振り返ってみます。

筆者の場合、
自身がお友達教師でなかったかと言われれば、
すぐに「NO」とは言えません。笑

他の先生と比べてみると、
ど~も子どもとの距離が近いような気がしていました。

新卒の頃だからしょうがないのですが、
なぜかバレー部の女子たちは、
体育館に入るときに筆者のおケツを叩くという
なぞの行動をしていたことを覚えています。笑

しかし、
教師になって中堅になってきたときも
3年生の女の子たちに、
鉄棒パットでおケツを叩かれていました。

おケツを叩かれるのが、
筆者の宿命なのでしょうか・・・?

また、毎年のことなのですが、
なぜか筆者が担任するようになると、

「〇〇ティーチャー」

とティーチャー呼びになります。
(ルー大柴・・・古いか 笑)

ある年の
1年の終わりを迎えてお別れをし、
新しい学年に進級した子どもたち。

届け物があったので、
4年生のクラスにまで出向くと、
前年担任していた男の子が、
ぷりぷり怒りながらやってきて、

「先生かっこつけないで!!」

と壁にもたれかかっていた筆者に
なぜかキレてきました。

「いやいや普通に立ってるだけじゃん!!」

と言うと、
チラッとこちらを見て、
ニヤリと笑って去っていったのです。

(なんやねん・・・笑)

その子は担任していたときに、

「先生がこの学校からいなくなったらオレ泣くよ!?」

とキレていたので、
かわいい子なのですが。
(そしていなくなってしまってごめん。笑)

「この学校で1番ノリがいい(おそらく軽い)」

「1番やんちゃな先生だ」

などと言われていたので、
子どもたちもどう距離間をとればいいのか
分からなかったのかもしれません・・・
(すまん。笑)

ただ、子どもたちも、
そんな筆者の授業はきちんと受けていたようです。

なぜかを分析します。


境界線をつくってあげることが大事

筆者は休み時間はかなり自由で、
子どもにからかわれたりしていたのですが、
チャイムが鳴った瞬間にモードが変わります

授業は常に真剣勝負なので、
(楽しくすることも含めて)
少しも時間を無駄にしたくないからです。

今まで雑談をしていた人が、一瞬で

「漢字スキル10ページ」

と授業を始めていくので、

4月は、

「先生変わり過ぎ!」

と言われますが、
その内子どもたちも慣れていきます。

あらかじめ、
授業はお互いが成長するための場であり、
そのために打てる手は全て打つというスタンスを
子どもには話してあります。

その意味を真の意味で理解していくのでしょう。

ここで大事なのは、
メリハリをつけること。

よく「メリハリ」と言われますが、
すなわち境界線をつくるということです。

基本的に人間は境界線がないと、
なあなあになってダレます。

自閉スペクトラム症は境界線を引くことで、
エラーを軽減できますが、

やはり特別支援はすなわち、
ユニバーサルデザイン支援
となり、
ほぼ全員に適応するのです。

大人の仕事もそう。

定時で終わるという境界線をきっちり引くと、
それまでに終わらせるような、
仕事の仕方、
仕事量の割り振りが間違っていないかなど
「工夫」が生まれていくのです。

それをいつまでも残業してよいとすれば、
ダレるのは当たり前。

この「境界線の思想」は、
新卒の教師にも、
子育ての場面でも活用できます。


削ぎ落して基準を明確にする

筆者は例え雑談の中にでも、
境界線は引いてあります。

それは、

「人や自分を卑下する行為は指導」

という境界線。

相手のことをリスペクトしていれば、
教師相手にふざけてもよし。

その代わり、
境界線を踏めば、

「それはいやな感じがしたな。だから~と言って。」

とはっきり伝える。

するとそれ以上踏み込んでこなくなります。

何でもかんでも指導しようとするから、
自分の中で迷いが生まれてしまったり、
厳しくなりすぎて子どものメンタルに
ダメージを与えてしまったりする気がします。

そのためには、
自分の中で大事にしている価値観
信念は何なのかを徹底的に考え抜くことでしょう。

もしくは、子どもに対し

「絶対にこのような人間になってほしい」

という願いをもつこと。

自分のエゴを押し付けた願いではなく、
子どもファーストの視点の願いです。

筆者は、

「人を尊重でき、且つ、人生をたくましく生き抜いていく人間になってほしい」

という願いがあったので、
安易な考えで自分の目標を諦めようとする子には、とても厳しかったです。

厳しいということは、
「叱る」ということではありません

相手ができるようになるために、
しつこく支援し続けるということです。

メンタル面も。能力面も。

そうやって成功体験を積むと、
一段強くなっていきます。

それを支えるのは、

「嘘偽りなく相手のためを願っている信念である」

という正しさや誇りを自分がもっていること。

そうであれば、
ブレずに自分を保つことができます。


楽しく・前もって・肯定的に

そういった境界線を引く中で、
繊細な子や不安傾向の子、
共感性の高い子へも配慮が必要。

そういった子たちは、
基本的に予告をしておくと、
指導されないように動きます。

だから前もって、

「こういうところは先生厳しいよ」

と伝えておくこと。

指導をするときも、
声を大きくしたり強く言うというよりは、
肯定的な声掛けが大事。

「〇〇してはいけない」

ではなく、

「〇〇しよう」

にすること。

もちろん時には強く指導することもOK。

そして、それは、
予め予告してあることが望ましい。

それならば納得感が生まれ、
納得感が不安を和らげてくれます。

そして、ベースは楽しく。

笑いは最強のメンタルヘルスなので、
笑いながら楽しむ雰囲気を広げていくことですね。


まとめ

こうやって書いてはいますが、
新卒の子にこれを要求するのは、
めちゃくちゃハードルが高いことだと思います。

ただ、自分の中で、
何が大事なのか、
どういう子どもに育ってほしいのかを、
明確にすることは新卒の子でもできる

まずはできることから、
一歩一歩積み重ねていくことが大事ですね。

筆者は新卒1年目は、
めっちゃお友達教師になってましたから!笑

(「先生」ではなく「〇〇ちゃん」と一部に呼ばれていたので・・・)

人間、改善し続ければ、成長していきます。


この記事の内容が少しでも「よかった」「ためになった」と思われた方は、「スキ」や「フォロー」をしてくださるとうれしいです!

「コメント」も残してくださると有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。

いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!


明日の記事は、

📓わたしたちは「共感」を恐れている?

です。

共感が大事と言われる時代に、
共感を恐れている?
そう思うかもしれませんが、
筆者も間違いなく共感を恐れています。
その理由を解説していきますね。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


Xのアカウント ↓ ↓
共育LIBRARYりょーやん元教師


📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2024.6.17~6.23)

📒→全員最後まで読める記事
📓→メンバー以外は途中まで読める記事

【月曜日】
📒99% の人は知らない二次障害の恐ろしさ
【火曜日】
📓《人生③》今週の1冊 from library
📒お友達教師はだめ・・・ですかね・・・?
【水曜日】
📓わたしたちは「共感」を恐れている?
【木曜日】
📒note10カ月の振り返り
【金曜日】
📓サイコパスはポジティブワード!?
【土曜日】
📓《note論》何がどれだけ売れたかの公開
📒アニキの時代、到来。
【日曜日】
📒共同運営マガジン記事紹介






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?