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近い未来にトレンド入り!ごちゃまぜコミュニティ

たどり着いたぜ金曜日!!

よく動いた1週間でした。
(いつも多動で動いているか笑)

ここからは、りふれーっしゅ!
もはや何人たりとも、止められないぜ!!笑


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


高齢化した日本。
高齢者の孤独問題。
子育て世代の共働きの忙しさ。
「孤育て」の問題。

そういった問題意識が高まっていくにつれて、
コミュニティの価値が見直されています。

これから介護人材も少なくなり、
高齢の方の介護をする人手が足りなくなるのは明らか。

それを指をくわえて
待っているわけにもいかない。

従来の日本の村のように、
自然とお互いに助け合えるような
社会システム・文化が求められています。

今回はそんな、
今後の地域の在り方をテーマに、

他国の事情や
日本での心ある人の取り組みなどを
紹介していきます。

楽しんでご覧ください。



社会的孤立

社会的な孤立。

高齢になって
人とのつながりがどんどんなくなっていく。

そのような問題は、
日本だけでなく、
先進国共通の問題でもあるようです。

2017年にイギリスで行われた、
社会的孤立/孤独に関する調査では、
以下のような結果が集まりました。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

900万人以上の人々が常に、
 もしくはしばしば孤独を感じており、
 その3分の2が生きづらさを抱えている

月に一度も友人や家族と会話をしない
 高齢者は、65万人のうち20万人

■ 身体障害者の4人に1人は日常的に
 孤独を感じている

■ 子どもをもつ親たちの4分の1が常に、
 もしくはしばしば、孤独を感じている

400万人以上の子どもたちが孤独を抱え
 相談窓口の支援を受けた

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

そんな社会的孤立が
イギリスの国家経済に与える影響は、
年間約5兆円に上るそうです。

そのような危機的な状況をどうにかしようと、
イギリスが行っている取り組みの1つが、
「社会的処方」という方法。

どのような方法なのでしょうか。


社会的処方

社会的処方とは、
患者の非医療的ニーズに目を向けて、
地域の多様な活動やサークルにつなげ
患者が自律的に生きていけるよう支援をする取り組みです。

人との交流がない高齢の方も、
自分の調子が悪ければ病院に行くことはあります。

その時に、
その人の好きなことや気質に合うような、
社会的資源をマッチングさせるように
取り計らう取り組みのようです。

運動、音楽、アート、
そういった活動をすることは、
メンタル面にも非常にいい影響を与えます。

そこで新しい人々とつながり、
生きがいを見つけていくことで、
生きる活力を見出すことができます。

実際の効果としては、

不安や抑うつが改善し、
自己効力感が向上した報告に加え、
緊急外来患者が14%減少したそうです。

入院などのコストも含め、
1.6億円の削減効果になったのだそう。

そのような意味でも、
やはり社会システムをつくっていくことは
重要な意味をもっているでしょうね。


ごちゃまぜコミュニティをつくっちゃおう!

イギリスの事例は、
主たる対象は高齢の方でした。

そして、高齢の方だけに留まらず、
それを子育て支援や障害者支援など、
広げて1つの循環をつくることが、
より多くの人の孤独を救うことになる気がします。

そんな中、
筆者が面白いと思ったのが、

金沢にある「シェア金沢」です。

1万1000坪の敷地の中に、
以下のような施設があります。

・天然温泉
・高齢者施設
・障害者施設
・マッサージ店
・ライブスタジオ
・牧場や農園
・大学生用のアトリエレジデンス

大学生は安価で入居できる代わりに、
ボランティアが必須
というシステム。

多世代の交流が大切にされているからこそ、
敷地内のあちこちで教室が開かれることもある。

それは、
楽器の演奏の教室であってもいいし、
大学生が主催してもいい、
もしくは高齢者が主催してもいい。

敷地内の牧場で飼う動物たちは子どもたちに人気。

産地直送の野菜が売られたりしている。

レジャー施設もあるからこそ、
敷地外からも色々な人が訪れる

「支援」という行為を語る上で外せないのが、
支援を受けられる重要性もそうですが、

自分が誰かの支援者になるということも、
自分の「健康」のためには大切なことなのです。

今まで引きこもりだった人が、
東日本大震災のときにボランティアに出向き、
そこで「変わる」ことができたエピソードがあるように

「こんな自分でも誰かの役に立てる」

という体験は、
自分の自己効力感を向上させてくれ、
生きるエネルギーを湧かせてくれるのです。

だからこそ、
大学生たちがボランティア必須というのも、
よき条件だと思います。

現在の若い世代は、
コミュニケーションを取りたいと思っていても、
あまり場所がないという一面もあります。

ボランティア必須と分かっていて入居してくるので、
人と交流することを望んでいるのでしょう。

大学生の自分でも役に立てる
若い人との交流がエネルギーになる

人が集まるところに人は集まるので、
その輪が広がって、
支援者がどんどん増えていくのではないでしょうか。

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