「ADHD=ハンター説」についての考察
独創性ある服が好きなりょーやんです。
保護者の方に、
「先生、華やかだねぇ~!」
とよく言われます。笑
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教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
人類の歴史が200万年。
その中で農耕が始まったのは、
約1万年前。
つまり、人類の長い歴史の中では、
農耕が始まったのはごく最近です。
それまでは圧倒的に狩猟・採集時代が長かった。
狩猟・採集時代には、
危険地帯に自ら飛び込み、
周囲の危険をいち早く察知し、
素早く集団を率いていく気質が重宝された。
つまり、ハンターの気質です。
人間の脳と言うのは、
そう短期間に進化するものではありません。
ということは、
そういったハンターの気質は、
今尚もっている人が一部いるはずなのです。
現代社会で、
そんな気質の人がいるのでしょうか。
・思い立ったら即行動する。
・あっちへこっちを気を散らせる。
・常に動き回っている。
・次々と興味関心が移り変わる。
・待つことが難しい。
あれ?
どこかで聞いたことがある性質だと思いませんか。
そう、これはADHDの性質です。
実は、ADHDは
狩猟・採集時代で言えば、
人類を率いていたハンターであったと主張する方がいます。
この記事では、そんな、
「ADHD=ハンター説」
を考察していこうと思います。
楽しんでいただけるとうれしいです。
ADHDとハンターの類似点
これまで、
数々のADHDについての記事を書いていますが、
今一度、ADHDの特性を確認しておきます。
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・注意散漫になりがち
・興味が次々移り変わる
・衝動的な行動が多い
・先延ばしグセがある
・退屈/単調な作業は苦手
・ピンチに強い
・待つことが苦手
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さて、これをハンターに当てはめてみると、
どうなるでしょうか。
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【注意散漫/気が散る】
狩りを成功させるには、すぐに注意を散らし、
絶えず周りに目を配らなくてはならない
【興味の移り変わり】
同時に多くの作業をこなし、
複数の獲物を追いかけなくはならない
【衝動性】
ある狩りをしている際中、
別のチャンスに巡り会ったら、
すぐにコースを変更し、新たな獲物を追うように
決断しなくてはならない
【先延ばしグセ】
住居の掃除などの退屈な作業はうんざりだが、
猛獣に狙われるなどの
危機が迫る状態だと一気に覚醒をし、
生き残る活路を見出すことができる
【待てない】
狩猟では瞬間瞬間で判断しなければならず、
思い立てば即座に行動しなければならない
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どうでしょうか?
見事に当てはまると思いませんか。
ADHD当事者である筆者の血も、
「そうだ」
と言っているような気がしてなりません。笑
実際に、筆者は、
危険を察知する動物的な嗅覚が鋭く、
非常に感覚的に動きます。
そして、何かを「追っている」ときが、
1番楽しいです。
ドーパミンがドバドバ出ます。笑
また、極めてピンチに強いタイプです。
セミナー講師などで、
50名、100名の前に立って講座をする状況に遭遇すると、途端にスイッチが入ります。
緊張感が心地よく、
最高にノルアドレナリンを分泌してくれる。
全員を感動させてみせたい。
全員を驚かせてみたい。
そんなワクワク感が湧いてきます。
そして、危険も大好き。
だからこそ、一人旅をするときは、
先進国メインではなくて、
多少の危険な匂いのする
発展途上国を回っていました。
さて、筆者のことはおいておき・・
このハンターたちは、
いつの時代も存在していたはず。
ここからは、
時代ごとのハンターたちの存在を
考えていきます。
戦国時代のハンターはどこにいたのか?
最もハンターの所在地が分かりやすいのは、
戦国時代でしょう。
ハンターは命の危険を顧みず、
危険地帯に飛び込むことができ、
死地でこそ脳が活性化し、
様々な適切な判断をすることができます。
戦国時代に、
そのような才覚を必要とされた存在は?
当然、武士/武将です。
織田信長や豊臣秀吉が、
よくADHDであったと引き合いに出されますが、
あの時代に名を馳せた武将たちは、
全員ハンターの血をもっていたと思っています。
武田信玄
伊達政宗
真田幸村
上杉謙信・・・
数え挙げればキリがありませんが、
相手を恐れて守りに入るのではなく、
戦場で生き残るために活路を開ける人物は、
やはりハンターの気質をもっていると言えるでしょう。
他にも、
ハンターの気質が色濃く現れる時代があります。
それが明治時代です。
明治時代のハンターはどこにいたのか?
鎖国により閉ざされていた江戸時代。
黒船来襲。
突如日本に危機感が訪れます。
そういう「ピンチ」な状況であればあるほど、
ハンターの血は滾るのです。
既得権益である江戸幕府を倒し、
新しい国づくりのために動き出した人物たちがいました。
この時代で
最もADHDの代表として語られるのは、
坂本龍馬でしょう。
しかし、龍馬と同じように、
日本を変えるために動いていた志士はたくさんいました。
勝海舟
吉田松陰
陸奥宗光
小村寿太郎
高杉晋作
西郷隆盛・・・
そのような変革という形で
闘った人物だけではなく、
医学の分野で、
日本の力を見せつけて
国際社会での地位を上げたようと闘った
ハンターたちもいます。
北里柴三郎
野口英雄
などなど。
彼らの生き方を見ていると、
ハンター気質である筆者の血が騒ぐ。
ADHDの特性の1つに、
「自分以外のもののために無償で奉仕する」
というものがあります。
とにかく、
損得勘定関係なく、
人のために役立ちたいという気持ちが
湧き出てくるのも、
ADHDの1つの特徴です。
このように
「危機を迎える状況×世の為人の為」
というシチュエーションは、
ハンターたちが活躍する絶好の機会なのです。
現代のハンターはどこにいるのか?
さあ、現代です。
現代で危険を顧みずに、
自ら飛び込んでいくことが要求される職業は何でしょうか。
常に色々な業界に気を散らしながら、
活路を見出していかなければならない仕事とは?
現代には、
そのような仕事が存在します。
それは、起業家です。
もっと厳密に言えば、
2代目3代目の経営者ではなく、
自分で会社を起ち上げるような
発起人となる起業家です。
スティーブジョブズ
ビル・ゲイツ
イーロン・マスク
そういった人物は、
よくADHDの代表格にあげられますが、
そこまでのビックネームではなくても、
ハンターの気質をもっている人は山ほどいる。
日本だってたくさんいます。
例えば、堀江貴文。
彼はあろうことか、
「多動性」をポジティブワードにしようと、
「多動力」という本を出したことがあります。
自らをハンターと名乗っているようなものです。笑
他にも、西村博之。
彼は話しているときに、
いつも体をゆっさゆっさと揺らしています。
そうしないと、
ドーパミンが不足してしまうんでしょうね。
まだまだ。
成毛眞。
彼に関しては、
自分のことをADHDであると示唆しています。
前澤友作。
宇宙に行く?何考えてんねん。笑
危険地帯に飛び込める気質がなければ到底無理です。
そして、日本最強のマーケター森岡毅。
彼に至っては、
本当にハンターになってしまいました。笑
狩りをして、皮を剥いで、
全ての肉を食べるそうです。
他にも、ハンターには、
何度失敗しても、
めげずに挑戦し続けるという気質もある。
そうでなければ、
獲物にありつくことができませんから。
その代表格として、エジソンがあげられます。
彼もよくADHDをもっていたと言われる。
それだけではなく、
何度も何度も挑戦してきた人物たちは
他にもいるはずです。
例えば、ウォルト・ディズニー。
彼が何度も何度も倒産を繰り返したことは
有名な話。
カーネル・サンダースが
ケンタッキーを創業したのは、
65歳のときです。
やなせたかしがアンパンマンを発表したのは、
50歳のときです。
それまではなかなか売れなかった。
このように、ハンターの血は、
現代社会にも確かに受け継がれているのです。
まとめ
筆者は、「ADHD=ハンター説」が好きです。
この説は、
自分自身の価値を高めてくれ、
元気を与えてくれる言葉だから。
ここに書いてあることは絶対ではなく、
あくまで「説」です。
しかしこの説を唱えている、
トム・ハートマンが出版している本は、
『なぜADHDのある人が成功するのか』
というタイトル。
ある種の真実味を帯びていると思っています。
そして、
ADHD=ハンターだとするのならば、
1日中座って授業をうけるという、
退屈な環境に耐えなければならない
ADHDの子どもの気持ちが想像できるのではないでしょうか。
現代社会に適合しずらいが故に、
周りに否定されて、
本来の力を発揮できないようになってしまった。
ADHDは、そんなケースが、
多いのではと感じています。
本来の力を発揮できれば、
彼ら彼女らほど、
ピンチな時に頼りになる存在はいない。
そんな風に、
少しでも特性をポジティブに捉えていく
社会にしていきたいです。
この記事で唱えているハンター気質は、
ADHDの中でも、
不注意優位のタイプではなく、
多動性/衝動性優位タイプのことを示しています。
その点だけ、ご承知おきください。
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📒差別構造をぶっ壊す!お互いをリスペクトする集団を生む”逆転現象”
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