なにもしない時間があるときに
土日に予定が入っていることがあまりない。誰かと約束をしていない日は大体暇している。何も無い1日は朝食を作って、一応部屋着から外着に着替えたら午前のやるべきことが終わる。10時から予定のあるパートナーを送り出し、あとは動画を見たり、本を読んだりしていると12時のタイマーでルンバが動き出してきた。起動中は床を彼に占拠されるので、落ち着かず昼食をとるために出かける支度をする。トートバッグに本を何冊か、出先で読もうかと入れる。
家を出てすぐに帰ってくるパートナーとばったり出会った。むこうもお昼がまだだということで一緒に食べることになる。ラーメンが食べたいと思ったが、近所のラーメン屋は休日だった。他のご飯やさんを探していると、一度行ったことのあった洋食屋さんが違う惣菜屋さんに変わっていて、経済の不況を身近に感じる。飲食店の回転スピードは速いものだが、今年はこれで何度目だろうか。少し歩いて、今日はお寿司屋さんにすることにした。お互いに同じ海鮮丼を頼み、自分は大盛で、相手は小盛をお願いする。持ってこられた丼は見るからに見た目が違っていた。向こうはネタがご飯を覆い尽くしていて上品なお椀に見えるが、自分のはご飯がしっかり敷き詰められていて、丼感が強い。味はとても美味しかった。ご飯にゴマとシイタケが混ぜてあって風味が良い。
その後は気になる服を試着すると言うので、ついて行く。流行りの服を横目に物色する。女性もののラインナップとバリエーションはすごい。男性者はそもそも地下1階のみで後は1〜4は女性と子供用だ。お目当てのものはなかったようだ。ネットで調べていたものの実物はだいぶ印象が違ったり、そもそもどこに置いてあるか見つけることができないものもあって、不便な作りだと感じた。迷子になるような設計をしている。
そこからは別行動になって自分は本屋に行く。何かのイベントがあるのか、若い人らが整理券のようなものを持って集まっていた。アイドルグループのブースも設置されている。目的の暮しの手帳を購入し、ふと目に止まった是枝監督ともう一人の公園対談の本も一緒に買った。春夏秋冬の4枚の写真があって、同じ背景で服装の違うおじさんが写っていてなんだかほっこりする。なんとなく地下鉄に乗り、揺られながら本を読む。適当に降りて、座席を探すがサイゼリヤに落ち着く。コーヒーゼリーにアイスが乗ったのとドリンクバーを頼み、時間を過ごす。帰りにスーパーへ寄って、今日の晩ご飯と明日のステーキ肉を買って帰った。明日のお昼に焼いて食べるのだ。自分で焼くステーキはうまい。たっぷりの野菜とイモを添えれば最高だ。
晩ご飯に買ってきたつみれとネギ、大根、小松菜、ミョウガでスープを作って、二人で食べた。澄んだ醤油スープが美味しくできた。パートナーにも好評だった。
予定がないまま1日を過ごしていたが、何かといっているうちに色々動いていてタイトルと矛盾するが、たぶん人に話したりするときは一言二言で済んでしまうことなのだろう。
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