国立科学博物館で展示されている「アーガイル ライブラリー エッグ」を鑑賞。 希少なピンクダイヤモンドをふんだんにあしらった芸術的な宝飾品です。

MARIA CALLAS－ディーヴァが愛した真珠－

銀座ミキモトで開催中の「MARIA CALLAS －ディーヴァが愛した真珠－」を鑑賞。 マリア・カラスの華やかな舞台衣裳やプライベートのエレガントなファッション、彼女の愛用したジュエリーが展示された、優雅な空間でした。 自身の芸術に忠実であり続け、激動の人生を生きたマリア・カラスも、穏やかに佇む真珠を愛した一人の女性でした。 気高い強さに隠れたあまりにも繊細な心を、真珠の静謐さの中に見ていたのかもしれません。 それを想うと感傷にふけりました。

イヴ・サンローラン展　時を超えるスタイル

国立新美術館で開催中の「イヴ・サンローラン展　時を超えるスタイル」を鑑賞。 「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローランの作品を十分に楽しめる回顧展。 服だけでなく、ドローイングやアクセサリーも展示されています。 クラシカルな雰囲気と抑えきれない前衛性とが交差するクリエーションから、甘美な夢の世界が広がります。 厳格であり、官能的でもある彼のエレガンスに心が震えました。

「甲斐荘楠音」回顧展

東京ステーションギャラリーで開催中の『甲斐荘楠音の全貌　絵画、演劇、映画を越境する個性』展を鑑賞。 昔から好きな画家でしたので今年楽しみにしていた展覧会の一つでした。 今回の展示では代表作もずらりと並び、その美しさに深く感銘を受けました。 耽美とグロテスクとが共存したその空気には楠音独自の美が存在しています。 「美しさ」と「醜さ」への問い。 屈折した性的欲求と女性たちへの羨望。 退廃と希望。 彼の絵と対峙すると、自分の心の底の複雑な想いが込み上げ、不思議な感動が起こります。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展

東京都現代美術館で開催中の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展に行って来ました。 ディオールのクリエーションの歴史をたどる豪華な展覧会。 創設者のクリスチャン・ディオールから続く歴代のクリエイティブ ディレクター、 イヴ・サン＝ローラン、 マルク・ボアン、 ジャンフランコ・フェレ、 ジョン・ガリアーノ、 ラフ・シモンズ、 マリア・グラツィア・キウリ といった後継者たちの作品を展示。 また、ディオールの香水やバッグなども並び、かなり見応えのある素晴らしい展覧会で

マリー・ローランサンとモード展

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「マリー・ローランサンとモード展」を鑑賞しました。 マリー・ローランサンの作品を中心に、同じ時代を生きた、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、マン・レイ、ジョルジュ・バルビエなどの作品も展示され、見応えのある展覧会でした。 フェミニンで甘美なローランサンの絵画。 彼女と同じ年に生まれ、独立した強い女性のエレガンスを生み出したシャネル。 同時代を生き、それぞれが描いた理想の美の交錯に強く惹かれます。 こちらはローランサンの描いたシ

エゴン・シーレ展

東京都美術館で開催中の『レオポルド美術館　エゴン・シーレ展　ウィーンが生んだ若き天才』を観てきました。 繊細で大胆。 神聖でエロティック。 潔いまでのナルシシズムに、芸術への純粋な姿勢を感じます。 シーレの絵では、タブローよりもドローイングに惹かれます。 そこには彼の露骨な欲望や隠しきれない寂しさを感じます。

特別展示『極楽鳥』

丸の内ＫＩＴＴＥインターメディアテクで開催中の特別展示『極楽鳥』を観てきました。 鳥の剥製標本と一緒に、鳥をモチーフとした様々なジュエリーが展示され、素晴らしい作品たちを楽しめました。

数年ぶりに弥生美術館へ。 漫画家の楠本まき先生の特別展。独特な絵と言葉で紡がれた耽美な世界に酔いしれました。

夢に現れる宝石

古代では、宝飾品の夢を見ることは吉兆を意味すると考えられました。 また、夢に何の宝石が現れたかにより、それぞれの意味も存在します。 ◆アメシスト：難を逃れる ◆アクアマリン：新しい友人 ◆水晶：敵から守られる ◆ダイヤモンド：敵に勝つ ◆エメラルド：大きな楽しみ ◆ガーネット ：謎の解決 ◆ラピスラズリ：忠実なる愛 ◆オニキス：幸せな結婚 ◆オパール：莫大な富 ◆パール：誠実な友人 ◆ルビー：予期せぬ来客 ◆サファイヤ：危機からの脱出 ◆サードオニキ

宝石の人工的処理の種類

天然石の見た目を良くするため、いくつかの方法で人工的に処理を行うことがあります。 ◆熱処理 熱を加え、石の色を変化させて、明度や透明度を上げる処理。 ◆含侵（がんしん）処理 色を良くしたり、ひびや傷を埋めるために無色のオイルや樹脂に石を漬け込む処理。 ◆放射線照射 石は放射線を浴びると変色する性質があり、自然界ではとてつもなく長くかかる変化を、人工的にわずか数時間で行う処理。 ◆着色 天然の着色成分や顔料を添付させること。色剤や染色剤などを使った「染色」とは区別をしま

宝石の硬さ

宝石または鉱物全般の硬さを表す際、「モース硬度」と呼ばれる基準が広く用いられます。 【モース硬度】 ドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースによって考案された、鉱物の硬度を表す基準。 10段階の基準となる石を選定し、数字が大きいほど硬度が高くなります。 【モース硬度の数値と主な鉱物】 10：ダイヤモンド 9：コランダム（ルビー、サファイヤ） 8：トパーズ 7：クォーツ（水晶） 6：オーソクレース 5：アパタイト 4：フローライト 3：カルサイト 2：ジプサム（石膏） 1：