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マリー・ローランサンとモード展


Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「マリー・ローランサンとモード展」を鑑賞しました。

マリー・ローランサンの作品を中心に、同じ時代を生きた、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、マン・レイ、ジョルジュ・バルビエなどの作品も展示され、見応えのある展覧会でした。

フェミニンで甘美なローランサンの絵画。
彼女と同じ年に生まれ、独立した強い女性のエレガンスを生み出したシャネル。
同時代を生き、それぞれが描いた理想の美の交錯に強く惹かれます。


マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》

こちらはローランサンの描いたシャネルの肖像画です。
デザイナーとして成功したシャネルは、すでに有名であったローランサンにこの肖像画を依頼しましたが、シャネルは出来上がりに満足せず、描き直しを要求。
しかしローランサンもその修正を拒否します。
結局シャネルはこの作品を受け取ることはなかったのでした。
二人の強い意志と美学の感じられる興味深い逸話です。


長年シャネルのデザイナーを務めたカール・ラガーフェルドのドレス。
2011年春夏 オートクチュールコレクションでは、
ローランサンの色使いから着想を得た作品を発表しました。

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