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デマと戦う

こんにちは。4月になったら花粉症が収まってきた気がします。気のせいかな。

さて、今日はデマと戦うというお話です。。
昨今のウイルス星人の影響で、このデマ星人とも同時に戦うことも多くなってきています。生活において苦労されている方も多いのではないかと思います。
私なりに情報が多いこの時代において、どのようにデマ星人と戦うべきか、お話していきたいと思います。

デマの強さ

・本当っぽく言ってくる

今回、「ティッシュやトイレットペーパーがなくなる」「4/1から東京ロックダウン」などのデマ情報に共通しているのは、どちらも現実に起こりそうということです。

さらにタチが悪いのが、Twitterなんかを見ていると、「政府関係者の噂では~」とか、書いてあります。
確かに情報源がそれっぽいと信じやすくなりますし、その話を今度は信頼できる知人から聞いたりすると余計に真実味が出てきますよね。

本当っぽさに本当っぽさを追加してデマ情報が出現するので、ついつい本当にそうかも!って思っちゃいますよね。


・ファクトとオピニオンを混ぜてくる

ニュースなどでもそうですが、例えば「感染者の数は今日現在○○人です。」というキャスターさんの言葉に対し、どこぞの大学教授の方が「これは今後更に増えるんじゃないですかねぇ。政府の対応の遅さが如実に出ていますね。」なんてコメントをしたりします。

この話のなかで、ファクト(真実)は「感染者が今日までで〇〇人」だけなんですよね。

「今後、感染者が増える」かどうかは、オピニオン(見解)なので、これからどうなるかは誰にもわからないのです。
※ちなみにお医者さんなんかは、確定的なことは絶対に言わないので「感染者が増える可能性があるので、予防をしっかりしてほしい」とか言います。

「政府の対応の遅さが如実に出ている」これに関しては、意見が分かれるかもしれませんが、オピニオンであると私は思っています。
理由は「要因の一つであったとしても、結果の全ての原因ではないから」です。
確かに政府の対応で、「ん?」と思うこともありますが、とはいえ数字だけを見たときに感染者の数が他国と比べ圧倒的に少ないことは、政府の働きかけがあってのことではないか。と思います。


・権威を使ってくる

心理学では有名ですが、「権威への服従原理」という心理効果をご存知でしょうか。
権威のある人物の前では、信憑性の有無に関わらず信じてしまう傾向があるという心理的効果です。

この思考はとても危険なので気を付けています。
人間は基本的に「権威」を目の前に提示されると、その「権威」を深堀することはしないです。

テレビなどでは「感染症対策の権威」のお医者さんがウイルス星人について語っています。
ただ、そのお医者さんが、今までにどのような論文を書かれていて、どのような症例に詳しいのかまでは深堀しないですよね?
(さすがにテレビも適当な人は呼ばないと思うので、そこまで疑う必要はないと思いますが…笑)

例えば、私は昔ビジネスの場で、「代表取締役社長兼CEO」の名刺を渡されると、「社長かぁ。すげーなぁ」みたいになっていました。
そして、その後その社長さんから何を言われても信じちゃうのです。
これはもう完全に服従しちゃってますね。笑

優秀な皆さんは考えればすぐにわかると思いますが、株式会社の代表取締役社長になるだけなら、今週中に手続きをすれば月末までにはなれます。

デマ星人は、肩書さえも味方につけて我々に攻撃を仕掛けます。


これからの時代

これはあくまで予想でしかないのですが…(オピニオンです!笑)

ファクトチェック団体の需要が伸びそうだなと思っています。
言葉の通りですが、SNSなどの情報を検証し、それが真実なのか否かをチェックする団体です。
昔からあるのですが、あまり表に出ていないのではないように感じます。

昨今の情報過多の時代において、正しい情報を得ることは重要です。
しかし先ほどの通り、いろいろな思惑を持ったデマ星人が、いろいろな情報を、いろいろな方法で我々に攻撃を仕掛けてきます。

例えばこういった団体が世の中に認知・信頼されれば、デマ星人との戦いも優勢に進めることができるのではないかなと思います。


そうは言っても

確かに情報を発信するツールや人・団体はデマ星人が悪さをする要因の一つです。

しかし、私が一番重要だと感じるのは

「そうは言っても受け手次第でしょ」

です。

どんな情報に対しても、正しい受信ができているか。また、その情報の取り扱いを正しくできているか。

3/30に「小池知事の会見やるって言ってたから、4/1から東京がロックダウンするかもしれないね」という情報を
「小池知事」「4/1」「ロックダウン」このキーワードだけ発信するのは、正しく受信と取り扱いができておらず、デマ星人との戦いに敗れています。


デマに負けない

今回のお話で一番の悪は「デマを発信する人」でも「デマを受信する人」ではありません。
なぜならば、悪意なく情報を発信する方がいるのも事実で、受信する人も真実が知りたいと思ってたくさん調べるからです。

一番悪いのは「デマ星人」そのものです。

ただし、デマ星人は完全に消し去ることはできません。
だからこそ私たちは、デマ星人とうまく付き合っていくべきであると思います。

「この情報はデマかもしれない」たくさん調べましょう。
「この情報どう思う?デマかな?」発信ではなく相談をしましょう。
「これはデマだから、だまされないように注意!」大切な人を守りましょう。



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