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「3.11」と「いわき市」そして「いわきFC」-復興から成長へ‐

皆さん、こんばんは。

2011年3月11日、今から9年前に東日本大震災がありました。

あれから9年です。

あらためまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私もそうですが弊社、株式会社ドームは、この日は絶対に忘れない、風化させません。

何故ならば、私共には

いわき市を東北一の都市にする

復興から成長へ

という信念のもと、いわき市への支援をさせて頂いております。

先日も月並みではありますが社員一同で千羽鶴をおりました。

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ここからは、2015年に設立した当初の大倉智のメッセージをそのまま記載させて頂きます。

いわき市を東北一の都市にする

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いわきFC運営会社代表、大倉です。
ご覧の通り、我々は始まったばかり、まだ何もありませんが、大きな夢があります。

最初に、いわきFCを立ち上げるに至った経緯をご説明したいと思います。
私は、Jリーグ第1期生としてプロサッカー選手を経験しました。Jリーグでは、まずお客様からよく見える現場レベルからプロ化が始まり、選手がプロとなり、次に指導者がプロとなっていきました。しかし、バックグランドを支えるフロントは、親会社からただ社員が来ているだけという状況から変化がなく、今後日本サッカー界が世界で戦っていくためには、フロントのプロ化が必要だと痛感しました。そんな問題意識から引退後の3年間、スポーツマネージメントを学ぶためにスペイン、バルセロナに留学し、その後の14年間、Jリーグの第一線で仕事をしてきました。しかし今度は、以下のような点から、Jリーグの将来像に頭打ち感を感じることになったのです。

一つは、若手の育成です。アカデミー・人材育成が大事であると、日本のプロフットボールクラブは皆言います。しかしながら、資金不足によりTOPチームへの予算配分を優先し、本来のアカデミーの目的が機能していないのが実情です。

一方、海外をみてみると、例えばオランダの名門アヤックスは、年間売上が137億円もあります。そのようなお金持ちのクラブでも、いい選手の獲得に投資するだけでなく、アカデミー・人材育成に、年間一人当たり400万円もの金額を投資しています。結果、日本のJ1の平均年齢が27歳であるのに対して、アヤックスのトップ選手の平均年齢は22歳となっています。この若さがフレキシブルなサッカーにつながり、見ている人たちに感動を与え、そして、そこにビジネスが生まれているのです。

二つ目は、日本サッカー界はチームが勝利することを第一に置き、目先の勝利が全てとなっていることです。点を取られたくないからゴール前を固め、ボールを奪いにいかない。フォワードにいい選手がいて少ない人数でカウンターを仕掛け、ゴールを狙う。相手チームは自陣でボールを回し時間を使いながら、ゴールの機会をゆっくりと探していく。そのようなサッカーで、選手の躍動する姿、感動が生まれるでしょうか。若い選手がピッチをガンガン走り躍動する。勝ち負けだけではなく、お客様に感動、勇気、希望といった無形のサービスを提供することが、サッカーの本質ではないかと思います。バイエルミュンヘンの関係者にスポーツ興行は「どうやって負けるかが大事だ」と言われたことを思い出します。

そんな時に、株式会社ドームの安田社長と約25年ぶりに再会しました。彼は、グローバルな視点を持っていました。スポーツの本質、スポーツの産業化、スポーツを通じた人材育成など話は多岐にわたり、スポーツを通じて社会を豊かにするという理念を掲げている彼と、目先の勝利ではなく無形のサービスを提供しようとしてきた私の、同級生本音トークは大いに盛り上がりました。

その中で、今でも強烈に覚えている会話があります。それは「Jリーグって、世界と比べてどうなの!?成功してるの!?」という質問でした。その瞬間、自分が日本サッカー界だけで完結している、井の中の蛙であることに気づきました。自分が世界観を変え、自分が成長しないと、日本サッカー界は変わらないと思いました。

一概に全てとは言えませんが、現在の日本サッカー界は、クラブの母体となる親会社が良い選手を獲得することばかりに投資し、勝利という価値観のみを追求しているのが実態です。
そんなサッカー界に、スポーツを通じて社会を豊かにするという理念を掲げて追求しているドーム社が参入することは、大きなイノベーションをもたらすと直感したのを今でも鮮明に覚えています。

いわきFCはこうした話を積み上げながら誕生したのです。

いわきFCは以下の3つを成し遂げたいと考えています。

【いわき市を東北一の都市にする】
サッカーというスポーツが持つ経済的な価値を最大限引き出すことで、いわき市を東北一の都市にします。
そのために、いわきFCが復興のシンボルとなるだけでなく、いわきFCのホームとなる本格的なサッカー専用スタジアムを建設して多くの熱狂的なファンを呼び込みます。いわきFCが「いわき」の街のブランド価値を上げていきます。その結果、お金が、若者が惹き付けられていき、いわきFCを中心として街が生まれ変わっていくのです。
日本ではスポーツにそのような価値、可能性を感じる人は少ないのが現状です。しかし、スポーツを通じた街づくりは欧米では現実のものとなっており、今やグローバルスタンダードと言えます。
我々の目標はただJ1のチームになることだけではありません。年間売上は日本では断トツの100億円を達成して世界のビッグクラブの仲間入りをします。いわきFC観戦を中心とした観光や飲食などへの消費によるいわき市への経済効果を拡大させ、いわき市全体を我々が盛り上げ、成長に繋げていきたいと考えています。

【日本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール~】
もはや世界には守備の概念はありません。「魂の息吹くフットボール」をテーマに、観る者がワクワクし、感動し、希望が生まれる、世界レベルの攻撃的サッカースタイルを確立します。
日本人がフィジカルでも通用することは、あのラグビーワールドカップでエディジャパンが証明しました。世界のサッカーは高いボールスキルだけでなく、フィジカルをますます重要視するようになっています。いわきFCは、世界レベルのフィジカルを持つ選手達が、90分間ノンストップでフルに走り回り、キレのあるステップを踏み、アグレッシブに前に前に攻め立てる痛快な攻撃的フットボールで観客を魅了します。こうした世界レベルのサッカーを身につけていくために、監督には元オランダ代表のピーター・ハウストラ監督を既に招聘しています。

【人材育成と教育を中心に据える】
スポーツを通じて社会を豊かにするために、未来ある子供たちを育てます。
サッカークラブは社会的な存在であり、地域と共にあります。我々はこれを自覚し、地域に溶け込み、スポーツアカデミーを無料で実施して、ドームいわきベースを地域に開放し、心身共にスポーツを通じて成長した真のアスリートを育てていきます。サッカーの世界では、サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にすると言われています。ラグビーの世界では、子供をいち早く大人にし、大人を瞬時に子供のころの気持ちに戻すと言われています。子供たちの成長を我々が担っていくのです。ですから、いわきFCの中心には人材育成と教育があります。

いわきFCは2016年2月、本格的に動き出します。我々の夢の始まりです。

株式会社いわきスポーツクラブ
代表取締役 大倉 智

また、今日も大倉からメッセージがあったのでそちらも記載させて頂きます。

3月11日を迎えて(2020年)

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被災地に横たわる現実。

 東日本大震災からの発生から9年が経った。震災でお亡くなりになられた方、そしてご遺族の皆様方に、心から哀悼の意を表したいと思います。

 自己を責める気持ち、後悔、無念、そして前向きな気持ちと希望。9年の月日が経っても、被災者の方々のお気持ちはそれぞれで複雑だ。役場は立派に復旧するも、町並みは震災当時のまま。そんな場所も少なくない。例えば双葉郡の帰還率はいまだ30%未満である。現実を見てほしい。「復興五輪」とは何なのか。「復興のための五輪」なのか、それとも「五輪のための復興」なのか。疑問を感じてしまう。

 私たちいわきスポーツクラブは、いわき市、そして新たにホームタウンとなった双葉郡で活動する一企業として、真実を見て、人を感じ、スポーツでまちづくり、人づくりをぶれずに遂行していきたい。毎年この日が来るたびに、そんな決意を新たにする。
    
誰のために、何を目指して戦うのか。
 
 いわきFCはご存じの通り、いわき市の東日本大震災からの復興の一助となるべく誕生したチームだ。2016年、福島県社会人2部リーグから新たにスタートし、今年はJFL(日本フットボールリーグ)へとステップアップした。

 ただし、どのカテゴリーに属していようと、いわきFCが生まれる原点となった思いを忘れることは決してない。

 選手は毎年入れ替わり、今年は新たに9人の選手を迎えた。24人の選手たちには必ず、チームが生まれた背景を理解してもらうように努めている。今年は2月12日に選手・スタッフ全員で東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、震災当時の状況から現在の復旧状況まで丁寧にご説明いただいた。

 自分たちは誰のために、何を目指して戦うのか。その答えを選手たちは各々、心に刻み込んでくれたことだろう。

 いわきFCが目指すのは「魂の息吹くフットボール」でいわき市、そして双葉郡の方々に喜んでいただくこと。これからも復興の一助となるべく、皆様と手を取り合い、努力を重ねていきたいと思う。

                              大倉 智

いわきFC‐「魂の息吹くフットボール」‐

一度でも、いわきFCのサッカーをみたことがある方は、いわきFCの「魂の息吹くフットボール」に魅了されてしまいます。

どんな強敵でも常に前に前に行く姿勢。

どんなに疲れていても走って、走って、走る抜く気持ち。

私自身も何度も観戦させて頂いております。

観戦するたびに感動をおぼえます。

チーム、監督スタッフ、選手、みんなが信念を持って戦っています。

是非、一度、いわきFCの「魂の息吹くフットボール」を観戦してみてください。

彼らの、サッカーからは、

いわき市を東北一の都市にする

復興から成長へ

を背負いながら戦く「魂の息吹くフットボール」を感じることができるはずです。

株式会社ドームの全面バックアップ

そして、そんないわきFCを全面バックアップしているのが弊社、株式会社ドームです。

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このサポート体制に日本最高峰のファシリティを持ち合わせております。

フィールド

 ※ランニングのみ/1周約400m
環境に配慮した設計で、フィールドの素材にはLIMONTA社のGEO TOを採用。その約80%がココナッツやコルクなどの天然素材であるため、暑い夏でも過熱しないことや高いクッション作用があり、人と地球にやさしいフィールド。

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トレーニングジム

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これらのファシリティは、あの浦和レッズの鈴木大輔も「Jでもこのクラスのファシリティはない。日本でナンバーワン」と言わしめたほどの施設です。

建設に100億円を投資-地元に450人の雇用を創出-

いわきFCの拠点は、ドームがいわき市(人口35万人)の郊外に造った物流センター「ドームいわきベース」(DIB)。ドームが東日本大震災の支援物資を同市に運び届けたのが縁で、建設に100億円を投資。

 2016年春から稼働したDIBは社員として働く選手を含め、地元に450人の雇用を創出した。大倉氏は「ここがまず、大きな意味での地域貢献」と説明。総面積3万7800坪を誇るDIBの広大な敷地内では現在、いわきFCの新設グラウンド(人工芝)の横で、クラブハウスの建設工事が進む。今年からはサッカースクールも開校。

 一般的なクラブ運営との違いは、クラブハウスが商業施設化される点。貸店舗を設け、アンダーアーマーのアウトレットショップや英会話スクール、地元の食材を使った飲食店などが入る計画で、地域住民らのコミュニティーづくりにも一役買う。将来はさらに大きな複合施設として、いわき市中心部にコンサートなども開催できるサッカー専用スタジアムを造る構想を持つ。

IWAKI FC PARK

株式会社ドームの本気と信念と志

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CGでは、ないです。本気で創りました。

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下記は、上記の動画です。

最後に

株式会社ドームは、本気で向き合っていきます。

それが私たちの仕事であり、使命でもあります。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

いわき市を東北一の都市にする

復興から成長へ


株式会社ドーム
一社員 松坂恭平

沢山の方に知って欲しいので宜しければこのnoteのシェアをお願い致します。


宜しければサポートをお願い致します。頂いたサポートは、やはり、僕は野球に育ててもらったので野球界への還元を行いたいと思います。今は、漠然としていますが「何をしたか」は必ずnoteで報告させて頂きます。何卒宜しくお願い致します。