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ダメでしょ。中盤。

アジア最終予選の最終戦vsベトナムは1−1で終了。

大幅にメンバーを変えて臨んだ1戦。

感じたのは
①中盤のプレークオリティの差と決め事の欠如
②他のポジションはそこまで差がない

です。

大幅にメンバーを変えた時点で①に関しては誰もが感じることかもしれませんが、正直それ以上に感じることは多かったです。

もちろん最終予選なので結果は大事ですが、それ以上に消化試合になったこの試合は特に内容が重視しないといけなかったです。

その点でこの2点が非常に興味深かったです。

①中盤

この試合のスタメンが柴崎選手がアンカー、原口選手と旗手選手がインサイドハーフ。

まず旗手選手は良かったように感じました。
特に左サイドの中山選手、三苫選手、に旗手選手を加えた3選手の連携は良かったなと。

3人の距離感や突破のアイディアは面白く感じたからこそ、旗手選手の前半交代は少し残念でした。

前半に交代するべき選手は柴崎選手だったかなと。

・アンカーだからまずスペースの管理をするべきなのに、5分以内に無理矢理縦パスからのワンツーを狙いカウンターを受ける。
・横パスを受けるのが近すぎて逆の展開ができない。
・セカンドゴールを拾うにもディフェンスラインに吸収される。
・縦パスを狙うのが早すぎる。
・ビルドアップの時のポジションも中途半端。

前半に崩しきれない原因の一つを作ったと言っても過言ではなく、自分が監督ならもう呼びません。

中盤が高い位置で受けられないと相手のズレを作れないから縦パスを「良い形」で出せません。

その証拠に前半と後半で上田選手がペナ内で受ける回数に差がかなりあるはずです。(データはないんで感覚です)

原口選手に関しては右サイドの機能不全にも触れないといけません。

山根選手と久保選手が使いたい場面が被っていてほぼ崩せた場面はありません。
原口選手もうまく絡めていませんでしたしね。

結局原口選手が吉田選手の脇まで落ちて、山根選手がサイドで高い位置、久保選手が中に入ることでバランスが取れるようになったのが30分すぎ。

それでも柴崎選手の距離が遠いから逆サイドに変える時にはベトナムの守備陣形が整うんですけどね・・・。

そういった立ち位置は選手に依存するものだとこの試合でハッキリしました。
チーム内での指示ではなく。

だから後半に4−2−3ー1になって形が変わったり、選手が変わったら内容が大きく変わりました。

立ち位置が定まった為、プレス回避も高い位置での中盤経由でのサイドチェンジも可能になり縦パスが入り相手陣内に入ることが多くなりました。

それでも柴崎選手と原口選手の立ち位置は他の選手に比べて不安定でしたが。(原口選手は得点のきっかけになるミドルを打ってますが)

結局1点しか取れてない(しかも吉田選手)ので結果だけ見たら変わらないかもしれませんが、前半と後半では中盤のクオリティで内容が大きく違います。

間違いなく選考に大きく関わってきます。

②他のポジションの差

ありません

山根選手は2試合連続スタメン、谷口選手は前の2連戦でスタメン、中山選手はほとんどの試合で途中出場、三笘選手はいうまでもなく予選のヒーローの1人。

今まであまり出番のなかった久保選手を上田選手に関してはこの試合そこまで悪くなかったような・・・。

先述の通り前半は久保選手も機能していたとは言いづらいですが、後半にトップ下になってからの躍動感は面白かったです。

ライン間で受け手のターンはさすがですし、立ち位置も前半とは全く別人のよう。

上田選手もゴールにはつながってませんが、後半縦パスを受けて起点になるシーンもありましたし。

もちろん2人とも前線の選手なので、「惜しいプレー」だけでは評価を得られないのは間違いありません。 今回呼ばれてないライバルも多いので。

それでもこの2選手のクオリティは代表に呼び続けるものだと確信しています。

あ、川島選手は必要です。必ず控えキーパーの1人として。 

まとめ

次の代表の活動が6月に4試合。

それが終わったら9月に2試合で11月に本戦。

あと6試合? その中で新しいことを試すことはほぼないかと。森保監督の性格を考えたら。

この試合をベースに考えるんだったら、4−2−3ー1と4−3−3を併用できる選手を呼ぶんだろうなと。

まずは選手たちのリーグ戦の活躍に期待しましょう。

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