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フォロワーとプールに行った話

俺たちの夏はまだ終わっちゃいねぇんだ

noteでは初めまして。京と申します。普段は余暇とお小遣いの大半を二次創作の小説に費やすかTwitterでぼちぼち妄言を吐いてる普通の人間です。さてそんな人間といえどもJK(女子高生)の概念である以上は青春というものを謳歌しなくてはなりません。というかここで謳歌しなきゃいつするんだって感じですね。何も受験生になってから考えなくてもよかっただろうに、死に急ぐのには定評があります。そこで今年の夏、私は有志のフォロワー達と一緒に某所のプールに行ってきました。これはそんな夏の思い出を綴った物語です。

はじめに

プールに行こうという私の誘いを秒で引き受けたイカレたメンバーフォロワーを紹介するぜ!なんでこうも私の周りのオタクは話が早いんだろうか。



私。名も変哲もない字書き。新刊を同時に5冊出したことがある。
支部にある推しカプの8作品中7作品が自分で嘆いている。サイドンのR18より少ない。
その昔ザリガニを食べ捕まえようとして排水溝に落ちた。また男運が壊滅的になく、元初カレの話をしたところ「特級呪物」「商店街で海外旅行を当てる確率位の大ハズレ」と言わしめた。笑った。

りり野

絵描き。私とは長い付き合いだが正妻が居る。よく巻き込まれる。
脱水症状を引き起こして業務スーパーに駆け込んで買った1Lのアクエリアスをその日に飲み干したり、初めて水中で目が開けられて喜んでたらプールの塩素で目を真っ赤にしたことがある。

まさのり

絵描き。同担であり同じ性癖を持ちし兄弟(ブラザー)。しかし正妻がいる。
絵が上手い。将来の夢は「誰にでも優しい推しに勘違いしてしまうモブ村人(おじさん)」だそう。焼肉屋でウォシュレットが暴発してしまい、姉妹全員が水浸しになったことがある。

シエルさん

絵描き。シエルさんはシエルさんなのである。ところがどっこい正妻という名の月契約で金で買っている女が三人居る(本人談)。私の中の”おもしれー女”像を更新し続けている。アスファルトを全身で感じる女性を私は初めて見た。まだプールに行ってもないド前日に深夜残業をキメすぎて職場で全裸になろうとした。止められなかった。半裸で踊ったらしい。

MARIMO

絵描き。同担であり同志であり同輩。巻き込まれ体質であり一見控えめで穏やかだがとんでもない発言や思いもよらない行動で一同を慄かせることもある。ダークホース。制汗剤の蓋を閉め忘れてバックの中身が全て爽やかな柑橘系の香りと化したらしく、気の毒。

水着を買いに行こう

このイベント、なんとまずここから始まる。正確に言うと当初はユネッサンに向かうつもりで、そこで水着をレンタルする心づもりだったのですが、思っていた以上に距離があったことが判明し急遽予定変更。メンバー内にアン〇ンマンガチ勢が居たことも手伝って、都内某遊園地に隣接するプール施設へと向かうことになりました。そしてそこで一部の人間が水着を持ってないことが判明。私はamazonで買いました。というかまず水着を持ってるのがおかしい。哺乳類だし。陸地住みだし。泳ぐ機会ないし。
そんなわけで水着を買いに行こう!という話になり、都会という名のコンクリートジャングルに向かいました。メンバーは私含めて3人。私、まさのり氏、りり野氏。今後この二人の事は水着非所持組と呼ぶことにします。私はこの時すでに水着がamazonから届いていたわけですが、面白そうなので敢えて着いていきました。行くつもりだったオープンキャンパスが満席で行けなくなって暇を持て余していたとかではなく。
余談ですが、この前日(8/6)はソロモンプログラムの二次創作イベント「ソロモンのハッカー大集合」(通称ソロハカ、pictSQUAREにて開催)に参加していたんですね。つまり普通に梱包作業とか購入者とのやり取りとかがあるはずなんですが、どうか叩かないでください。この記事が書き上がるころにはきっとお手元に本が届いていると思われますので。

…とか思ってたら。

りり野「ごめんなさい、ワクチン接種したので行けません」
私「マジで?」

シンガポール同窓会のように欠席の連絡が来ました。嘘だろ。いやでもワクチンは仕方ない。むしろとてつもなく偉い。安静にしててください。お前の努力も、きっといつか、重症化を防ぐから。
そんなこんなで図らずも二人になってしまいましたが予定に変更なく水着を買いに行くことに。そしてそのついでに

新刊とグッズを渡してきました。あと水着を売ってる店がある階には香水ショップもあったらしくメチャ良い香りが漂ってて「この階すっげーいい匂いしません?」「この階の方が俺らより女子力高いな」とか話してました。時間の都合上、最後まで同伴することはできなかったのですが水着の下は買えたそうです。上は?(ちゃんと買ってました)

これは一時間くらいで作ったまとめ。テーマは女子小学生のメモ帳(プロフィール)。
バカでかいケーキがそれっぽい。制作にあたってフリー素材を使用させていただきました。
本当にすみませんでした。

プールに行こう

ここに来てようやく本題。長かったです。
お察しの方もいらっしゃるでしょうが今回向かったプールはよみうりランド併設の「プールWAI」という所です。

5つのプールに迫力満点のスライダーだし全力ではっちゃけられると思いましたが、全力ではっちゃけたら何が起こるか分からないのがフォロワー。なんなら事前に「私、癖でお姉さんをナンパしますけど大丈夫ですか?」という質問までいただいていました。社会の波に揉まれるどころか消されないか心配になりました。

さて当日。駅前にはプール目的だろう若者やファミリー、カップルでごった返していました。すっげぇお洒落というか若々しくて老いを実感していたところで水着非所持組ことりり野・まさのりさんと合流。あとは二人ですね~と和やかに話していたら一通のDMが。嫌な予感しかしない。

MARIMO「改札間違えました」

……まだだ、まだ慌てるような時間じゃない。というか駅に改札は一個しかない。どういうことかと詳しく聞くと…。

MARIMO「よみうりランドに先に行っちゃいました」

駅の改札と遊園地の改札を間違えてしまったらしい。まぁ仕方ない。しかし土地勘のないシエルさんを放置するのも…ということでその場で待機していただいた。本当にすみません。後で凍ったなっちゃんを持っていきます。そのあと二十分後に猫耳を生やしてやってきたシエルさんと合流し、いざ。

余談ですがよみうりランドはゴンドラで向かうことが出来ます。テンション上がりますね。

なんやかんやで到着し、炎天下の中一人で待っていたMARIMOさんも無事迎えられました。入り口付近といい写真があればよかったんですがはしゃぎすぎて撮り忘れました。

MARIMOさん「あ、イベントで買った同人誌持ってきたんでサイン貰っていいですか?」
私「プールに同人誌を持ってくるな 書いていいなら書くけど」
まさのりさん「いいなぁ」

こんな会話をしつつ入場&着替え。

そして

写真がこれしかなかった

プールだ~~~!!!!!!!!!!!容赦なく降り注ぐ日差し!!!!熱いプールサイドという名の砂浜!!!!!!熱い!!!!焼ける!!!!!
皆様は真面目にビーサンを持っていくことをお勧めします。何せこの日の外気温は37℃。夏の直射日光を浴びたプールサイド君は70℃を超えていたに違いありません。しかしどうしてもアトラクション(スライダー)によっては脱ぐ必要もあるので「熱ッ!!!!」「痛ッ!!!」とフォロワーともども悲鳴を上げていました。

君がいた夏は遠い夢の中

私の眼鏡がいたずらな流れるプールに流されてしまったこと以外は大きな事件もなく盛大に夏を満喫しました。ここからはダイジェストで様子をお届けします。

「アンパンマンとツーショを撮ってほしい」
「いいよ」
ばいきんまんに渾身の右ストレートを決めるS氏
よい子は真似をしないでください
ちびっこたちが戯れる中で堂々と強者のようにこちらに向かってきたワー
怪獣かと思った
おいしかった

番外編

一通りプールで遊び倒した一行が次に向かった先…それは

「モノづくり」が体験できる新型アトラクションこと「グッジョバ!!」
ここでは数々の個性豊かなアトラクションの他にも世界にひとつだけのオリジナルUFOを作ることが出来るワークショップ「マイU.F.O.ファクトリー」というのがあり、その手順の内で「パッケージ(デザインシート)を描く」というのがあり密かにフォロワーに行かせてぇ…と企んでいた場所でもありました。計画通りです。絶対面白いことになる。

そして描いて貰ったものがこちらです ワンツースリー

完璧かよ………

すげぇ贅沢なものを見ている…としか感想が出ませんでした。うっかり五体投地してしまいました。目の前で推しがかわいく描かれていくのを呆然と見届けることしかできませんでした。え???生配信????
ちなみにこのときMARIMOさんも隣でイラストを描かれていらっしゃったために俺はエイサイハラマスコイ踊りを披露していました。

※シエルさんデザイン(?)の「信じたなバカめ」の文言が好きすぎたので一時期ユザネにしました。それに対して「京さん名前が…(シャンクス腕が)」と返って来たので最高だな~となりました 安いもんだ名前の一つぐらい…今は村燃えてるけど…

そして完成したデザインシートを代わりに預かってカウンターに進み、投入口にデザインシートを入れてカウンターのスタッフに渡します。何も触れられなかったのでとても優しい人だったのだと思います。
また、オリジナルUFOの名に違わず、自分で中の具材を選ぶことが出来ます。全12種類の中から4つ選び、また小袋(ふりかけや紅ショウガ)も選べる。ちなみに「好きにしていいよ」という許可を頂いたので推しカプUFOは

チャーシュー、豚ミンチ、チキン、キャベツ

とかいう「ぼくがかんがえたさいきょうのゆーふぉー」になりました。なんだか申し訳程度のキャベツが哀愁を誘っています。
ちなみにこの時シエルさんはトッピングを聞かれて「お姉さん(スタッフさん)は入れられないんですか?!」って斬新に口説いてたのでやっぱ最高だなって思いました。止めました。

具材を入れたら、機械で熱と圧力でカップにフタをしたり、フィルムを熱で収縮させて梱包したりという手順があったのですが、その写真が案の定ありません。すみません。

なんやかんやで出来上がったのがこんな感じです

食えん 家宝にする

ラストは観覧車って相場が決まってる

散々に遊びに遊んで日が暮れ始め、ラストに「何か乗りたい!!!!!!」と言い出した私に付き合ってくれたフォロワーには感謝しきれません だってUFOを出た時刻は18時半。この時はまだ回れると思っていたのです…知らなかったんです…この時期閉園時間が早まっていて19時に閉まること……慌てて駆け込みました。すみませんフォロワー すみませんスタッフの皆様。

ドタバタで辿り着いた観覧車はこの日、最後の運転が始まるところ。ギリ間に合いました。一台につき定員が4人なので【MARIMOさん、まさのりさん、私】【りり野さん、シエルさん】と別れて乗ることに。お客さんを乗せてゆっくりと回り始める観覧車、ムーディでロマンチックな空気です。

MARIMOさん「これ回転したりしません…??」
まさのりさん「大丈夫ですよ~」

まさのりさん「なんかミシミシいってません?」
私「今落ちたら確実に新刊も落ちますね…」
MARIMOさん「怖い怖い怖い怖い!!」

そんな会話を交わす内にいよいよ観覧車は頂上へ。

「「「うわーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」」」

眼下に広がる遊園地、そして街の夜景。煌びやかに鮮やかに一粒一粒と光って浮き上がる街並みはこんなに美しかったんだなぁ…と言葉を無くしました。小さい頃の自分は、親に連れられてきたときの自分が見た景色はどうだったんだろう。いや、そもそも観覧車なんて興味も無くて、ジェットコースターとかにしか行かなかったのかもしれない。そう思うとなんだか大きくなってしまったのかと、そしてあの頃母は、手を引く私に何を思ったのだろうとしんみりして……

MARIMOさん「街がゴミのようだ!!!!!!」(本当に言った)
私「この街、俺の故郷なんスよ」(言った)

見事なまでにオチをつけられました。面白かったのでオーケーです。

そして楽しい時間もとうとう終わりを告げました。

ありがとよ


俺たちの夏は こうして終わったのさ

おまけ

8月24日(水)~9月25日(日)までよみうりランドにてウマ娘とコラボが行われるそうです。ここでしか買えないグッズやスタンプラリー、また今回我々が体験した「マイU.F.O.ファクトリー」でも特別なデザインシートが貰えたりもするそうですので是非に。

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