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2021明治安田生命J3リーグ 順位予想

J3の予想、それは人類が挑むには難しすぎる問題である。だって去年誰も秋田がぶっちりぎりで昇格するなんて思ってなかったでしょ?

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とは言いつつ、何か解き明かすカギはないのか?と一晩ぐっすり眠って考えた。

「今季はとにかく試合数が少ない!」
アンダーチーム2つがなくなり、2つ昇格して行き、1つだけ昇格してきた。チーム数が減って、15チームの2回総当り→ということは14×2の28試合である。
J2に当てはめてみれば、「折返し地点の21試合+7試合」ということになる。要するにJ2の2/3だ。J2が2400mの日本ダービーだとすれば、J3は1600mのマイルチャンピオンシップだ。
ということは、
「早めにチームが仕上がるところが有利」
という考えるのは当然のこと。とにかくスタートダッシュが大事。序盤の躓きを立て直している時間などない。

今季J3で重視すべきは継続性

「去年からの上積みや継続性が大変大事なシーズンになる」
という推論を予想のベースにしたいので、まずは去年の勝点順に並べて、監督が続投なのか新規(☆)なのかを把握しておこう。

長野 59(続:横山)
鹿児島58(☆:パパス)
鳥取 57(続:髙木)
岐阜 56(☆:安間)
今治 55(続:リュイス)
熊本 54(続:大木)
富山 50(☆:石﨑)
藤枝 49(☆:倉田)
岩手 42(続:秋田)
沼津 41(続:今井)
福島 39(☆:時崎)
八戸 33(☆:葛野)
讃岐 31(☆:上野山)
Y横浜 27(続:シュタルフ)
宮崎 ―(☆:内藤)

おっと、J3は半分以上監督を変えているじゃないか。去年の勝点でいえば熊本までが上位。拡大して藤枝まで上位に分類してもいいかもしれない。このうち監督が続投しているのが
・長野 ・鳥取 ・今治 ・熊本
の4チーム。
もちろんそれぞれ主力を引き抜かれたりしているのだが、「大きくチームを作り変える必要がない」という意味においては、早めに仕上がる可能性が高いということになる。

J3でも大事な監督の実績

去年のBB秋田の独走は予想外だったとしても、吉田謙監督が非常に有能な監督であったことはわかっていた。監督が「J3というリーグの特性を知っている」という1点だけで、BB秋田の躍進は予想できたかもしれない。そう考えると、新任だけれどもJ3を知り尽くしている石﨑ノブリン監督(富山)は別格。J3という特殊なリーグでしかも試合数も少ないとなると、J3をほぼ知らないパパス監督(鹿児島)はやはり実績不足。安間監督(岐阜)はFC東京U-23でJ3経験があるといえばあるが…。岐阜はどっちに転ぶのか非常に予想が難しいチーム。今しがた柏木陽介が加入したが、要するに組織の根幹の「作り直し」になる訳で…。

今季J3予想

継続性と監督の実績をベースに、高度なによって導き出された順位予想がこちら。

■2021明治安田生命J3リーグ順位予想
1 FC今治
2 カターレ富山
3 AC長野パルセイロ
4 ガイナーレ鳥取
5 藤枝MYFC
6 ロアッソ熊本
7 FC岐阜
8 鹿児島ユナイテッドFC
9 ヴァンラーレ八戸
10 いわてグルージャ盛岡
11 カマタマーレ讃岐
12 アスルクラロ沼津
13 福島ユナイテッドFC
14 テゲバジャーロ宮崎
15 Y.S.C.C.横浜

継続性と戦術、戦力充実度でわが本命は今治。ノブリンの監督力は軽視できないので富山を対抗に。長野と鳥取はちょい戦力足らずに映るけれど、上手く風を掴めば十分昇格争いに加わりそうなダークホース。藤枝が今季のサプライズ候補。熊本と岐阜は個人的感情としてJ2帰還を熱望している2チームなのだけど…(だからこのあたりに予想しておいた方がいいかもしれない)。鹿児島はパパス監督次第。シーズン後に「パパごめんなさい!」してるかもしれない。

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