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2021_J2勝手に準備録~モンテディオ山形編

∽昨シーズンはどうだった?

7位(勝点62) モンテディオ山形 2020 シーズンサマリー | Football LAB
序盤3バックでやっていたやっていた頃はパッとしなかったが、石丸監督がやり慣れた4バックに布陣を変更後、一気にアグレッシブに。シーズン途中にエース山岸祐也を福岡にぶっこ抜かれるという憂き目に遭ったものの、ヴィニシウスアラウージョという軸が定まり、後半戦は勝点を重ねた。石丸監督はいい意味で「3歩進んで2歩下がる」ようなチーム作りをするので派手さはないが、長い目で見るときちんとチームは前に進むのだと再確認。まずは相手に基準を置いて自分たちはどう出るのかを定める相対的なサッカーもできる。チョコが出てくればコーヒー、饅頭が出てくれば緑茶というふうに、合わせていけばいいのである。…例えがわかりにくい。とにかく受け身をきちんと取った上で、自分たちからアクションも起こせるチームだということ。得点パターンもバランスがいいし、ボール支配率が50.2%というのも石丸監督のチーム「らしい」。

∽昨シーズン気になった選手

MF40渡邊凌磨(→今季:FC東京MF23)
正確な技術を持ちながら神出鬼没という相手にすればとにかく厄介なプレーヤー。局面を見極めて隙間を見つけては顔を出せる戦術眼はドイツ仕込みだろうか? 数字だけ見ればはさほど目立つ存在でもなかったが、J1上位(FC東京)から声がかかってステップアップ。第二の古橋亨梧を求めJ2へのスカウティングが年々厳しくなっているのを実感する。ちゃんと数字以外も見てるんだな、と。ACL参加チームで出場機会もあると思うので、「渡邊凌磨はJ2が育てた」と言わせてほしい。何度でも。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

渡邊をはじめ中村駿、末吉塁など手痛い主力のOUTもあったが、攻撃の軸・ヴィニシウスアラウージョがしっかり残留。補強も積極的で、ライバル北九州から國分伸太郎、昇格してきた相模原から守護神・ビクトル、熊本からエースの片翼・中原輝をぶっこ抜くなど、山岸の恨みを晴らすような強奪ぶり。そして千葉から堀米勇輝が飼い主を追う仔犬のようにやってきた。戦力的な収支もプラスになったが、より石丸好みになった印象。前線は作り直しになる部分も多いが、戦い方の浸透が早ければ昇格どまんなかをうかがう存在かと。守備でははえぬきの半田陸にも期待がかかる。…すまない、雪若丸だけはダジャレにできなかった。粒立ちがよくてクセがなく、どんなおかずにも合うお米。まるで石丸サッカーのようじゃないか(上手くまとまらず…無念)。

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