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2021_J2勝手に準備録~ヴァンフォーレ甲府編

∽昨シーズンはどうだった?

4位(勝点65) ヴァンフォーレ甲府 2020 シーズンサマリー | Football LAB
正直に告白すると、昨シーズン一番昇格してほしかったチームは甲府だった。なぜかと言えば、5連戦に次ぐ5連戦という過密日程に対し、2チーム分組んでターンオーバーして立ち向かっていった戦略的な割り切り方が見事で、これが理不尽な日程を乗り越える“正解”であってほしかったから。1節ごとに選手をごっそりと入れ替えても、流行りの5レーンを意識した戦術をベースに同じ強度を保てるチームを作った伊藤彰監督の手腕への評価は高い。ビルドアップやボール回しの質は相当ハイレベルだった一方、数字上でもシュート機会は少なめだった。その結果引き分け数は17で、リーグ最多。ここ一番という場面で1点が取れなかった。

∽昨シーズン気になった選手

MF14武田将平(→今季:京都MF16)
甲府といえば武田信玄公。甲府に武田が加入!と聞いて半分はネタ枠のように開幕前から注目していたら、中盤でめちゃくちや効いてるし、パスレンジは広くてエレガントだし、機をみて前線への飛び出しもできるし、おまけにハンサムだし。岡山でさほど目立たなかった理由がわからない。同じポジションの中村亮太朗とともに昨季甲府の躍進を支えた一人だったが、残留でも岡山帰還でもなく、今季は京都に移籍。信玄公も成し遂げられなかった上洛を果たし、武田が天下を取る世界線が待っている。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

おそらく経営面からの判断だろうが、昨シーズンの主力がごっそりとOUTに。特に今津佑太と中塩大貴が引き抜かれたセンターバックは出血過多(前線も大量出血)。フリーになっていた三平和司、レンタルの野津田岳人など移籍金がかからない選手を中心に上手くリカバーしているが、スケールダウン感は否めない。伊藤監督は組織を優先するタイプなので強烈な個に頼らなくてもいいといえばいいのだが、あるに越したことはない。そこはウィリアンリラとパウロバイヤという“甲府名物ブラジル人ガチャ”が当たるか当たらないか。でも今シーズンは情勢的に新規外国人がアテにしづらい年だったり…。一方、笑いの面では強烈な個が加わり、公式YouTUBEチャンネルでも爆笑をさらう。J2最強エンターテインメントクラブの称号獲得に向けて視界ヨシ!

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