勝手に他己紹介 ~関東倉庫編(序章)~
こんにちは。栗原正宗です。
順番的に栗田屋を紹介する予定でしたが、年末の出張が続いており、
栗田屋の皆様の良い写真が取れなかったのもありまして、我々の大切な関東拠点である、関東倉庫のご紹介を先にさせて頂きます笑
この関東倉庫については語りたいと思います。
先に言っておきます。長文になります。お許しください。
歴史と思いが詰まっていますので!
僕が福田部長から関東の担当を引き継いだのが(詳しく覚えていませんが)2010年くらいかと思います。
その時から、我々のお客様の先の1社であったのが、現在の関東倉庫で御座います。当時は金華山や白布を購入して頂いておりました。
2016年に檜山社長が25年間、大切に育てて来られた会社を引き継がせて頂き、現在の共栄 関東倉庫になっております(はや4年が経過しました)
今も一緒に働いてくださっている檜山さん、松本さん、村上さんが当時のメンバーです。
当時から関東倉庫の皆様が作られる棺(現在の芙蓉・京華・鳳凰)は品質が最高に良かったです。
ちょっと説明しますと、桐は、「アク」と呼ばれるものがあり、このアク抜きや漂白をしなければなりません。
↑これを真っ白になるまで漂白し続けるのです。
順序は
❶ハケを使用し、ペンキを塗る様に丁寧に棺の面積全てに液を塗ります。
❷一度塗っては、数時間乾かし、その作業を最低3回繰り返します。
❸そして、ほとんど白くなります。
❹漂白では白くならない1ミリくらいの無数の点を一点一点、丁寧に削ったり塗ったりしながら目立たなくなるまでの作業をひたすら繰り返します。
⭐️1本仕上げるのに、時間で言うと最低3日
はかかっていました。
特に最後の❹の作業は、なかなか見つかりにくい小さな点なので、
無呼吸、全集中でやるため、神経と体力を非常に使います。
この作業を朝、昼、晩、深夜、問わずずっとされていました。
広島県の本社の田舎のように大きな場所ではないので、一度に1本づつしか出来ず、乾かす場所も必要なので、こまめにやり続けることを繰り返すしかありません。
こうしてこの様な作業を丁寧に繰り返し、時間との戦いもありながら、真っ白く美しい芙蓉や二面彫刻、五面彫刻が出来上がります。
当時、共栄のお客様だった皆様(現・関東倉庫)の作業を、営業に行った時に僕はずっと工場で見ていました。
凄い事をやられているな。と
リスペクトしまくっていました。
【この品質は絶対の自信を持ってお客様へお届けできるなぁ!】
と思いながら当時、松本さんの作業を止めながら(邪魔してごめんなさい)、質問しながら、棺の構造なども詳しく勉強させてもらっていました。
これが、当時の関東倉庫と共栄の出会いでした。
それから数年が経ったある日、檜山さんからのお話を頂き、我々も深く考えた末、共栄として檜山さんの想いを引き継がせていただく事になりました。
我々にとって長年の夢だった関東への拠点第一歩です。
25年の歳月を経て、新たに、共栄関東倉庫として第二章が始まりました。
25年前に桧山さんらが立ち上げられてからの
【柩への思い】と【歴史】や【お客様との関係性】
など変わってはいけない部分や考え方をしっかりと学んだ上でのスタートでした。
引き継ぐ事が決まってから、何度か檜山社長と食事をしたり、車で会話をさせてもらいながら、ことあるごとに歴史や過去の出来事やお客様とのなり初めなどを教えてもらいました。
今でも、この檜山さんらの作り上げてきた文化を大切にしようと、ずっと胸に刻んでおります。
長くなったから、今日はこの思いだけにしておこうかな?
序章終了とさせて頂きます。
来週は関東倉庫の皆様をご紹介させて頂きます。
今後とも何卒皆様、よろしくお願いいたします。
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