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弁護士からのご感想| ”争うよりも歩み寄り” りむすび共同養育コンサルタント講座を受けて

「争わない離婚 円滑な共同養育」に向けて、親同士の葛藤を下げるために気持ちのサポートを行うりむすび。
葛藤高い同居親・別居親の気持ちをほぐし共同養育できる親同士の関係性を構築するための相談業務のノウハウを学ぶ共同養育コンサルタント養成講座を提供しているのですが、なんと大阪の河合基裕弁護士の方が受講くださり早3ヶ月。認定テストを経て無事合格されました。

受講されたきっかけは「離婚問題は法的には解決するには限界がある。ご依頼者や相手の気持ちの面にアプローチする必要があるのではないか?」と思われたとのこと。そしてネット検索でりむすびまでたどりついてくださったのです。
奇跡です!!!!!

この講座は本来はりむすびの支部として活動いただくための講座なのですが、弁護士のお立場なので、支部としてではなくご自身の弁護士業務に役立てていただくこととなります。さらにはりむすびのADR調停人として活動いただくことになり感謝です。

この講座では認定テストを設けておりレポートを提出いただくのですが、河合弁護士がご提出されたレポートには、「弁護士が気持ちの面を学ぶと・・・」がぎっしり詰まっています。ぜひ多くの方に知っていただきたくご本人のご了承を得てシェアさせていただきます。

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共同養育コンサルタント養成講座受講を経て今後取り組んでいきたいこと

「りむすび」とご縁を頂いて、共同養育コンサルタント養成講座の受講をお許しいただいてからあっという間に2ケ月間が経過し、(残念ながらというべきか)受講完了となってしまいました。まずは、このような機会を頂戴したことに、心から御礼申し上げます。

当事者の感情面に着目して、「できるだけ葛藤が生じさせない」「争わない」形での解決を志向するアプローチは、とても新鮮であるとともに衝撃的でした。
離婚したことによって夫婦としての関係は終わることになっても、子どもの親同士としての関係は継続すること、そのことを見据えた信頼関係の醸成が必要であること、共同養育はそのような信頼関係に支えられていること、そのためには、どのような対応が必要となるかといった事につき、基本的な考え方、具体的なアプローチの仕方等を教えて頂きました。

誤解を恐れずに言えば、法的なアプローチとは違った局面の、もっと言えば、その限界を超えた先を行くお話であったと思います。法的な手段を尽くした果てに何が残るのか、そのような事も考えさせられました。

普段の業務におきましても、講座で学んだことを活かして、法的なアドバイスとともに、その限界を踏まえた上での感情面や離婚後の関係性を見据えた、より重層的・多角的な事案の解決を目指したいと思います。

また、講座受講がご縁で、りむすびのADRの調停人に、とのお声掛けを頂きました。大変光栄な事です。今後は、同ADRの調停人としても、共同養育の実現に尽力したいと思います。
りむすびのADRでは、カウンセリングが前置されています。当事者が対席して話し合いが行われます。夫婦間の葛藤をいたずらに高めないようにする工夫があります。相手の声を直接、聞くことがなく、相手と顔を合わせることもなく、書面によるやり取りが中心となる裁判所における調停とは別の特徴があります。

当事者のニーズや紛争の種類によっては、このADRを利用することがもっとも直截的と思われるケースが数多くあります。共同養育を実現するためには、こちらの手続きを利用するか否かを検討することが是非とも望ましいかもしれません。
もっと早く受講して、もっと早く、この手続きの存在を知っておけば良かったと思っています。

りむすびのコンサルタントの方々は、共同養育の実現に向けて、高い志と強い信念を兼ね備え、熱意をもって取り組んでおられるとお見受け致しました。お話を聴くだけでも、とても前向きな気持ちになることができるのではないかと思います。
各ケースへの取り組みや解決事例についてお聴きして、その鮮やかな手並みに驚嘆することも度々ありました。

今後も、他のコンサルタントの方々の教えを請いながら、自己の技量を高めていき、個々の事案における共同養育の実現に向けて微力を尽くしていきたいと考えています。

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お褒めの言葉をいただきありがとうございます(照

講座の中ではご相談対応の仕方やケーススタディを何十件と学んでいただきます。弁護士的な見解とりむすび的な見解を照合しながら、「りむすびだったらこういうアプローチをする」ということをお伝えし学びを深めていただきました。

離婚問題は感情のわだかまりが解消しないと建設的な条件決めの話し合いは困難です。裁判所では条件ありきで話し合いを進めるため葛藤が上がる一方で、別居前よりも関係が悪化するケースが散見されます。
一方で、調停中であっても相手を責めたり奪い合ったり勝敗を決めるために批判合戦をせず、親同士としての関係性を築いていこうと歩み寄る姿勢を持たれている場合には、共同養育もスムーズに進みやすくなります。

最終的には法的に条件を決めるにせよ、その前に葛藤を下げ条件の話し合いができる土俵に乗れるよう気持ちの面のサポートが必須なのですよね。

受講いただいた河合弁護士は、法律の専門家+気持ちの面でもアプローチできる専門家=まさに二刀流弁護士なわけです。

弁護士の方の中には、離婚事件にもどかしさを感じていらっしゃる方も多いのでは?と思います。できるならば争わずに離婚して子どものために風通しの良い共同養育を実践できるようサポートしたい!そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

離婚して弁護士が外れた後もご依頼者の親子関係や親同士の関係は続きます。むしろ、そこからが本当の共同養育のスタートです。
条件が決まった後も円滑な共同養育が実践できるようにするにはどのようなサポートが必要なのか?ご依頼者やその先にいるお子さんの未来を見据えた上ですべき支援を考えていただく機会になるのではないかと思います。

法的手段以外の気持ちの面での解決ノウハウはこちらの講座で学ぶことができます。ぜひご関心のある方はご一報いただければ幸いです。
(本来は支部設立のための講座ですので全ての方がご受講できるとはかぎりません。ご面談をさせていただいた上でのご受講となります)

「争わない離婚、円滑な共同養育」に向けて、ひと家庭でも多くの親子の縁が途切れないように、親同士の関係が悪化しないように、お役に立てれば幸いです。

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポート費用は共同養育普及に活用させていただきます!