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「DV×共同養育」を考える|DV支援団体主催セミナーにて

「DV × 共同養育」
このふたつをテーマとし相互理解を深める機会が実現しました。横浜でDV支援をされているラフィリーチェさんからお声がけいただき、共同養育についてのお話する機会をいただきました。感謝です。

ラフィリーチェ代表 穂志乃愛莉さんはご自身がDVを経験されながらも共同養育を実践されている当事者であることから、問題意識をもたれていて、以前から情報交換し親交を深めさせていただいていました。

「DV」
ひとことで言っても、身体的、精神的、性的、経済的、教育などさまざま。そして子どもに直接加害があったのか、夫婦間のみなのか、などひとくくりにできないものです。

「共同養育」
ひとことで言っても、生活を半々して育児分担をするケースもあれば、主たる監護者がいて平日と休日にわけたり、休日スポットで交流したり、親同士の関わりがあったり、ボツ交渉で支援を利用したりと、ご家庭の事情によって千差万別。

この「DVと共同養育」
一見すると非常に相性が悪く両極の存在に見受けますが、双方とも子どものためを思って...という親心は同じかもしれません。

・DVで相手と関わるのが困難なケースでも面会交流しなくてはいけないのか
・身体的な暴力など危害がある場合はどうしたらいいのか
・子どもは会いたくないと言っているから悪影響を及ぼさないか
などさまざまな不安や疑問がおありかと思います。

そこで、共同養育支援の現場を通してみえてくる離婚家庭の子どもの気持ちや、
DV(精神的DV)で葛藤高い元夫婦が両親として子育てに関わっていくコツなどお話させていただきました。

まず、参加者の皆様のフェーズを確認。


DVにあって離婚を考えている別居している女性の参加者が多いとお聞きしていたので夫(元夫)のタイプはどのタイプか問いかけます。

そのあと、子どもの気持ちや子どもへの対応のコツをお伝えし、お相手と関わりたくないけれど交流をしなくてはいけないという際の支援のご紹介


結びには、親子関係と親同士の関係は切り離さなくてはいけないということもお伝えさせていただきました。子どもは親の顔色を見ていますのでね。

後半は、 穂志乃愛莉さんとのトークセッションでは、共同養育の考え方をより深掘りしたり、お子さんの立場の方を交えお話させていただきました。

穂志乃さんは母子のDV支援のみならず、若者支援(特に男性)もしていて、今回のイベント設営などは依頼者である10代20代の男性たちが活躍していました。

みんな、穂志乃さんを母のように慕い、穂志乃さんは聖母マリアのように受け止める。みんなの優しい居場所をリアルでつくりあげている穂志乃さんに脱帽です。

今後も「DV×共同養育」の理解を深める機会を今後もつくっていきますね。
貴重な機会をありがとうございました。


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