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【よくあるご質問】りむすびから相手へアプローチしてくれるの?

みなさんこんにちは。りむすびのしばはしです。

ご相談者の方やりむすびをご紹介くださろうとする方から、よく聞かれるのが、「りむすびから相手へアプローチってしてくれるの?」というご質問。

・子どもを会わせてくれない妻に連絡をして前向きになるよう説得してほしい
・修復に向けて夫婦カウンセリングをしたいので相手へ提案してほしい
・離婚したいけれど相手の反応がこわくて伝えられない
・面会交流支援を依頼したいので相手へ連絡して説明してほしい など


ご自身で直接連絡することがハードルが高ったり、直接連絡をしても返事がこないようなケースにおいて、「りむすびからアプローチしてくれたら助かる!」と思われるお気持ち、重々お察しするところです。


では、直接連絡ができるかということの答えを先にお伝えすると残念ながら、
何の手続きも行わずにりむすびからお相手へ連絡をすることは「NO」

理由は、個人情報の扱いの観点から、そして、連絡することだけでもお相手へ交渉とみなされ非弁行為になりうるからです。


では、お相手にりむすびがつながるにはどのような方法があるかをみていきましょう。

①直接(または代理人などから)お相手へりむすびを紹介していただく
直接ご自身で、または調停中などでしたら代理人を通してりむすびをお相手へご紹介いただきます。そして、お相手がOKとなった際にはお相手からりむすびへご連絡いただく流れとなります。

ただ、そんな簡単にOKとならないのが現状です。なぜなら、敵視する相手から紹介されるものは拒絶したくなるのが人の心情というもの。
ですので、お相手へ強制したりお相手を変えるため、説得するために紹介するのではないことをきちんと伝えることがポイントです。

また、お相手へご紹介いただく前に、ご自身が先にりむすびにご相談にお越しいただくことを推奨します。
よろしくないパターンでありがちなのが、「自分は悪くない、相手が悪いから相手を何とかしてほしい」と、他責の念・他力本願でりむすびに丸投げしようとすること。これでは何も解決しないです。

なぜなら、すべては自分ごとだからです。夫婦(元夫婦)関係で相手側だけに問題があることはなかなか考えにくいもの。
相手を変えるためにりむすびを利用するのではなく、まずご自身がなにができるのかを、これまでの経緯を振り返り考える必要があります。
また、本当にりむすびを紹介することが問題解決に向けてベストなのか、また、紹介するタイミングも含めて慎重に考えていきたいところですので、先にご相談いただけるとよいですね。

②りむすびから直接アプローチ|ADRの手続きを利用する
さきほど、『何の手続きも行わずにいきなりりむすびがお相手へ連絡をすることは「NO」』と記載しましたが、ADRという手続きを利用すれば、りむすびがお相手へ直接アプローチをすることが可能となります。

ADRとは、「裁判外紛争解決手続」といってなにやら難しい用語ではありますが、ざっくりいうと「専門家が間に入って話し合いをすすめる場」になります。

離婚・面会交流・養育費など、話し合いたい事項はなんでもかまいません。面会交流支援団体を変えたいという内容でもOKです。

こちらで用意したフォーマットに話し合いたい内容を記載いただき、その書面をお相手へりむすびが送り、「お話し合いしませんか?」とご提案するところからスタートします。
「いいですよ」となればペアカウンセリングまたは話し合いがスタート。
「いやです」ないしは「返事がない」場合にはそれ以上強制はできず終了となりますが、裁判所で調停を行うよりも対立構造を生みにくく時間もかからないメリットがあります。

また、りむすびのADRは成功報酬といった概念もありませんので、両者が弁護士をつけるよりも費用も嵩まずに済みます。弁護士に払うのであればお子さんの養育に当てたいのは両親それぞれの願いなのではないでしょうか。


このADRは、法務省の認証団体が行えるもので、りむすびも認証を受けており、「争うよりも歩み寄りを」のモットーに共感されている弁護士と協力して協議を進めていきます。(現在3名の弁護士に協力いただいています)
また、りむすびのADRはカウンセリングを重視しており気持ちの整理を行ってから取り決めをしていくので、話し合いの後に関係改善がしやすいのもメリットです。

手続きの詳細などはこちらに掲載しておりますのでご覧ください↓


離婚に向けた取り決めのみならず、離婚後に面会交流が途絶えてしまったり、再婚後の面会交流を再協議したいなど、どんなことでも話し合いたい内容があり、当人同士では話し合いが難しい方や争わずに協議を進めていきたい方、ぜひりむすびを頼ってくださいね。お力になれれば幸いです。


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