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"法的手段だけでは限界”弁護士が語る円滑な共同養育に必要な支援とは

りむすびの取り組みを応援してくださる弁護士さんが、円滑な共同養育実践に向けて必要な支援とは?についてご意見をお寄せくださいました。
構造上、対立が深まりがちな裁判所による法的解決以外に必要な支援とは?に斬り込んだ内容です。ぜひお読みください。(公開について了承を得ています)

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りむすびの活動は、離婚した元夫婦が、子どもを共同養育していくことを可能ならしめるものです。これは、司法手続きでは不可能な、あるいは、その限界を超えた解決を実現するものです。離婚した家族のあり方に極めて大きなインパクトをもたらすと考えます。

我が国の有責主義を背景とした離婚制度の下では、調停・訴訟手続きは、夫婦がお互い相手を激しく非難し、罵倒し合う場と化しています。弁護士が介入した場合は、より一層、激しく争われます。夫婦は、離婚する頃には不倶戴天の敵同士となっています。
審理の中心は、有責性や離婚条件(端的に言えば、いくらお金をもらえるのか)であり、裁判所も弁護士も、離婚後は子どもの親同士となる離婚後の元夫婦の関係性への配慮はおよそ眼中にないと言ってもよいかもしれません。

また、司法手続きにおいて認められる面会交流は、多くの場合、月1回数時間に留まっています。裁判所は、この程度が最も望ましいと考えています。裁判所で共同養育に言及しても、失笑され、鼻であしらわれ、そもそも議論の土俵にさえ乗せてもらえない状況です。

したがって、共同養育を実現するためには、従来の司法手続きとは全く別のアプローチが必要となります。「りむすび」には、その具体的な解決方法についての知見、ノウハウ、人材と、何よりも、それらを基にしたあまたの解決実績があります。

私は、弁護士として離婚事件を担当して参りましたが、司法手続きによる解決の限界・硬直さに直面し、また、子どもを置き去りにした非難の応酬に終始することに、言いようのないむなしさを感じていました。そのようなときに、「りむすび」の活動を知る機会がありました。法的観点とは全く異なる視点、角度から、鮮やかに問題が解決されており、法的な枠組みの限界を超えた(そして、子どもにとっても、親にとっても、より望ましい)理想的な解決が図られていました。正直、驚愕しました。また、自身の不明・不勉強を恥じました。

少子化や、育児に関与する男性が相対的に増加していることを背景として、共同養育に対するニーズは、より一層、増えていくものと想定されます。「りむすび」は、今後、より一層、活躍の場が拡がっていくものと確信しています。
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貴重なご感想をありがとうございます。弁護士の方のなかには、同じ思いを持ち、もどかしさを共感しあえる同志がたくさんいらっしゃると実感しています。

「共同養育は話し合いの時点から始まっている」
離婚=感情のもつれであり、わだかまりがある関係性の中で条件決めをするのは非常に困難なもの。また、共同養育を実践したいといいながら、話し合いで争っていては、離婚後とても円滑な共同養育など実践できるはずがありません。
まずはわだかまりを少しでも解消した上で条件決めを行っていくことが建設的です。
りむすびでは、カウンセング→条件決めのフローで行う離婚協議サポートを行っています。
気持ちの面の伴走者=カウンセラー、法的な面での伴走者=弁護士 の二人体制でサポートを行いますので納得感のいく協議が進められます。
離婚を悩んでいる方、夫婦間で話し合いが難しい方、夫婦から親同士になるためには現状より関係性を悪化させないことが大事です。ぜひご利用ください。


弁護士の方向けに法的手段では解決しきれない心的アプローチのコツをお伝えする動画です。ぜひお手に取られて学びに機会にしていただければ幸いです。


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