”離婚するとひとり親"→離婚してもふたり親”
「ひとり親」という言葉がありますが、離婚した後、子どもにとって親はひとりになるのでしょうか?
正解は「ふたり」。離婚しても子どもにとって親がふたりであることは変わらないんですよね。
にもかかわらず、世の中にはひとりで育てるための就労支援や経済支援などはあるけれど、離婚後ふたりで育てるための公的支援はなかなか見当たりません。
そこで、りむすびは、元夫婦が親同士として子育てに関わる「共同養育」を実践するための親御さんに向けたサポートや、共同養育を広めるための活動をしているのですが、普及活動をするなかで、よく使用する「グッドサイクル&バッドサイクル」の図をご紹介します。
■バッドサイクル「離婚するとひとり親」
離婚するとひとり親
↓
別れた親と会わないのがあたりまえ
↓
会わせろ VS 会わせない
会わなくてもいい
↓
親同士の関係悪化
↓
両親から愛されない
↓
子どもも親もunhappy
■グッドサイクル「離婚してもふたり親」
離婚してもふたり親
↓
別れた親と会うのがあたりまえ
↓
親同士の関係再構築
↓
離婚後も両親で育児
↓
両親から愛される
↓
子どもも親もhappy
ひとりひとりが、そして社会が、”離婚するとひとり親"→離婚してもふたり親”に固定観念を変えることで、子どもにも親にも良い循環が生まれます。
"離婚してもふたり親”
とてもシンプルなことであり、離婚に直面していない人たちは「当たり前だよね」と思えること。
にもかかわらず、離婚の渦中になると「一人で育てる」「相手には会わせたくない」という状況に陥りがち。
だからこそ、社会をあたりあえを変えていくことが大事なのですね。
もし、まわりで離婚を考えているご家族やお友達などがいたら、
「別れても子どもにとってはお父さんもお母さんも変わらないよね」
と一言声をかけてみてくださいね。
子どもがいる以上は、離婚したら全てリスタートできるわけではないですし、初期に「離婚しても親子も親同士も関わりがある」ことを知っているだけでその先にいる子どもの未来は変わってきます。
もちろん、子どもに危害を加える親の場合は更生プログラムを受けるなど適切な対応が必要ですが、子どもが自由に両親と会える環境を整えることは、ただでさえ離婚でダメージを受けている子どもに対してせめてもの親ができること。
ということ、ひとりでも多くの方が知ってもらえるといいなと思ってます。
とはいえ、離婚するほどの相手との関わり。ストレスも多いはず。そんな時には、関わりたくないから関係を閉ざすのではなく、どうやったらストレスを軽減させて相手と関わることができるか?を一緒に考えていきましょう。
ひとりで悩まずにご相談くださいね。
よろしければサポートをお願いします。いただいたサポート費用は共同養育普及に活用させていただきます!