『事業を創る人』育成の最適解とは?──「越境学習」を通じた人材育成の本質
みなさんこんにちは。
「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい!
㈱協働日本 広報担当の山根です。
先日6/8(木)に、『越境チャレンジ-協働型人材育成プログラム-』を手掛ける株式会社協働日本CSOの藤村昌平氏と、同プログラムでプロコーチを務め、越境人材の内省をサポートする久米澤咲季氏が登壇したウェビナーイベント「『事業を創る人』育成の最適解」を実施しました。
独自で開発した企業の幹部人材や事業開発人材向けの『越境チャレンジ-協働型人材育成プログラム-』の詳細だけなく、そもそもの「越境学習」のメリットや、越境学習を通じた人材育成事例などをご紹介しました。
今回はそのイベントでお伝えした内容の一部をご紹介します!
協働日本HPはそのイベントのレポート記事だけでなく、動画でセミナー全編も公開中です。ご興味ある方は是非、協働日本HPでご覧ください。
越境体験の意義と、起こりがちな課題
そもそも「越境体験」とは何でしょうか?
私たちは、普段とは異なる環境で働き、取り組みをすることによって、新たな視点や学びを得ていくことと定義しています。
一般的には、他の企業やNPOに社員を出向させる、ワークショップやプロボノ活動、ワーケーションなどが「越境体験」の具体的な事例として挙げられます。
越境体験を体験する人たちは、いつもいる組織の外を知ることにより、これまで触れることがなかった考え方や働き方、世界を見ることで、様々な刺激を受けて大きく成長することができるメリットがあります。
その一方で、「越境体験」で起こりがちな課題もあります。
上記のように、越境体験自体には大きな価値があるけれど、同時に起こりがちな課題も複数見込まれます。このいくつかの課題の一つでも解決できたら・・という想いで、協働日本は『越境チャレンジ』のプログラムを設計し、企業の皆様にご提供しています。
まずは上層部から越境体験に挑戦を。強い組織に変革するために必要な「場」づくりの秘訣
組織の成長のためには、人の成長が欠かせません。「自分はこうあるべきだ、これをやりたい」という意識を醸成して、その中で再現性を取得していく──この事業でできたことはこちらでもできる、という成功体験や経験値を会得した人を増やしていくというのが絶対的に大切なのです。
その手段の一つである越境体験ですが、経営層の立場からすると、社員に越境体験をさせる前に「どんな成長や効果があるのか」という組織にとっての明確なストーリーが欲しいけれど、実際には体験させてみないとストーリーを描けないというジレンマがあります。だからこそ、できる限り越境体験はまず、組織の上層部からやっていくべきだと協働日本は考えています。
企業や事業を変革できる人材を、上層部から作っていく必要がある。
そうでないと、その後に続く人たちはなかなか生まれませんし、先ほど挙げた課題の通り、越境体験で学んできたことが社内に還元されないという問題もあります。
最初の一人として若手に挑戦させるよりも、経営層が実際に体験して、次に続くチャレンジャーを応援し、増やしていくことがとても効果的と言えるわけです。協働日本は多くの部下を抱えている、企業のマネージャー層にこそ、この越境チャレンジを強くおすすめしています。
越境体験者が増え、塊になって、組織になっていくと、そこが「場」となり、こういうチャレンジをした人たちが中心になって新しい会社作りに取り組むようになります。
そこから、新規事業開発や働き方改革などの具体的なテーマが生まれていきます。
イベント講師から、「越境体験」を考えている皆様へ
久米澤氏:越境チャレンジを通じて、越境者の方はご自身の本質的なところに向き合うことができます。
こうした、越境学習制度を自社に導入するべきか、特に人事の方で悩んでいらっしゃる方も多いと思います。そんな方はぜひ、ご自身がまず勇気を持って一度始めてみていただきたいと思っています。
一度始めれば、波紋のようにどんどん広がっていき、それが人を変え、組織を変えて社会を変えていくことに繋がっていくと私は信じています。
そういう輪がこの機会を通じて広がったら嬉しいなと思っています。越境学習にチャレンジしたい方はぜひ、越境チャレンジを選んでいただき、そこで皆さんにお会いできたらとても嬉しいです。
藤村氏:越境チャレンジを通じて得られる成果は、ある事業が前に進むとか、会社の中での役割が明確になっていくということだけではありません。一旦今の環境から離れてみると、客観的に会社のことを見られるようになって、「こっちに比べてこうだ」と言えるようになります。自分のことも客観的に見えるようになります。
「自分は何のためにこれをやっていて、何故ここにいるのか」「こういうことにイラッとするし、こういうことにわくわくするし、こういうことやってみたい、こういう人と働いてみたい、そんな自分のことが好きなんだ」のように、自己認識を高めていくということにもつながると私は考えています。
そういった人たちが組織の中に増えて、固まることで会社は変わっていきます。たった1人が革命家みたいに旗降っていたとしても会社は変わりません。
できる限り、駆動力のある人が多くいる組織を作るために、自分たちの組織のことを客観的に見れるような人たちを作っていく必要があります。
自分を客観的に見るという視座を持つためには、繰り返しになりますが、越境学習に代表されるように、普段の居場所から一歩外に出てみることが大切的です。
ご興味ある方はぜひ、越境チャレンジで「自分」と出会い直して、自分の可能性を再度実感して、仲間を巻き込んでいきませんか。
具体的な事例や、「事業作り」と「人材育成」にフォーカスしたお話については、是非セミナーレポート全文をご覧ください。
お二人には、視聴者の方からのQ&Aにもお答えいただいています!
セミナーは以下よりご視聴いただくことができます🎥
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