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万博パビリオンの歩き方

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「2025年の大阪・関西万博って、どんなパビリオンができるの?」 このマガジンは、そんなあなたの疑問を“少しだけ”解消するために作られました。 開幕は2025年4月。海外の国…
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#落合陽一

「万博パビリオンの歩き方」始めます!

2025年大阪・関西万博開幕まで500日を切りました。共同通信大阪支社では、普段は大阪の行政や経済を担当している記者が中心となって万博についても取材をしています。 万博を巡っては、2度の会場整備費の上振れや、海外パビリオンの建設遅れなど、マイナスイメージのニュースが多いですよね。取材する私たちも、次々と舞い込む「バッドニュース」に忙殺される日々です。政府や大阪府・大阪市が主体的に関わり、多額の税金が投入される万博について、課題や税金の使われ方を取材するのは、報道機関としての

鏡で覆われた“変幻自在”のパビリオン~落合陽一プロデューサーのnull²~

「ぬるぬると動く巨大な生き物みたいなパビリオン」 メディアアーティストの落合陽一さんは自身の手がけるパビリオンを、そう表現しています。(冒頭の画像©2023 Yoichi Ochiai / 設計:NOIZ All Rights Reserved.) 来場者は、鏡のような膜で覆われた建物の前に立つと、自分の姿や会場の風景がゆがんで映し出され、未知の感覚を体験できるそうです。 なぜ、ゆがんで映し出されるのでしょうか。仕掛けは、鏡面仕上げの膜の裏側に設置された機械で、それによっ