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就活おすすめnote

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共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!
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#仕事について話そう

【密着】知られざる本音に迫る!刑務官の新人研修

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 僕は2023年9月中旬から11月の約2カ月半、香川県の矯正研修支所で行われた新人刑務官の「初等科研修」に密着取材する機会を得ました。 全国各地の刑務所や拘置所で働く刑務官。 あまり身近な存在ではなく、近寄りがたいといったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。 このnoteでは「刑務官ってどんな人?」、「新人研修って何をするの?」といった疑問に答えるべく、全ての刑務官が経験する新人研修を紹介したいと思います。 ◆刑務官の登竜門「

「万博、本当にできるんですか?」若手記者が見て聞いて感じたこと【開幕1年前企画第3弾】

2025年大阪・関西万博開幕1年前企画のラストを飾る第3弾。今回は大阪の若手記者の「正直レビュー」です。 開幕500日前を迎えた昨年11月末以降、大阪府内の至るところに、公式キャラクター「ミャクミャク」があふれるようになりました。沿道のバナーや鉄道のラッピングなど、今や日常生活で「万博」に触れない方が難しい毎日。担当ではなくても、大阪の記者という立場上、避けては通れません。そんな中で取材を続ける若者は、この“国家的メガイベント”をどう見ているのでしょうか。 1970年大阪

戦争を経験した101歳が記者に教えてくれた言葉。そして、偶然の連続が導いた奇跡とは…

「人生は宝物を作る過程です」 これは、戦争を生き抜き、地域の歴史を本に記し続ける101歳の男性からいただいた言葉です。 私の胸に深く残り、思い出すたびにやさしい気持ちになれます。 今回のnoteでは、記者が偶然の連続で101歳の小野寺宏さんと出会い、さらなる奇跡のような偶然で、約900年の時を経て、平安武士の兄弟の末裔が巡り合うことになった物語をご紹介します。 ■ 陸軍士官学校56期生との出会いこんにちは。大阪社会部の中川玲奈です。 私は大学時代、日本史を専攻してい

ふとしたきっかけで踊り子に…県外出身の私たちが心奪われるまで

■「にわか連」に心奪われはじめまして。「踊る阿呆」の伊藤美優です。昨年4月から共同通信社徳島支局で記者をしています。皆には「デイジー」と呼ばれますが、なぜかは分かりません。 私が初めて阿波おどりを見たのは、昨年の春でした。入社式で初任地が徳島と伝えられ「阿波おどりと渦潮…?ワカメ?」くらいの知識しか持ち合わせていなかった私は、ひとまず引っ越してから1週間後にあった「春の阿波おどり」というイベントに行ってみました。 「わ~これが阿波おどりか~楽しいな~♪ヤットサー♪」 「

なぜ“今更”この問題を記事にしたのか。『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 を取材した記者が答えます

1月に共同通信が公開した記事「『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 行政のコロナ対応は本当に妥当だった? 今考えたい感染症対策」に、SNSで寄せられたコメントです。 たしかに、この記事で取り上げたのは、コロナ禍初期の2020年に当時の県知事が感染者の立ち寄った店名を公表した出来事です。なぜ、今この記事を出そうと思ったのか-。 ■ ラーメン店の敗訴こんにちは。徳島支局の米津です。高松支局の牧野記者とともにこの記事を担当しました。 新型コ

福島原発事故を伝え続ける

はじめまして。大阪社会部の西村曜といいます。 普段、大阪市役所の担当をしているのですが、継続的に東京電力福島第1原発事故で生活が大きく変わってしまった福島の人々についても原稿を書いています。 日々の担当業務とは別に、自分の追いかけたい分野の取材を続ける記者というのはままおりまして、わたしもそんな一人です。 先日、冒頭のようなことを先輩に言われて、今回のnoteを書くことになりました。日本中に原発事故を取材する、もっともっと優秀な先輩記者たちがいるので偉そうなことは言えな

羽田航空機衝突事故の「その後」を追って

年明けから衝撃的なニュースが相次いだ2024年。 今回は、1月2日に起きた羽田空港滑走路で起きた日本航空(JAL)と海保機の衝突事故に遭遇した、乗客の「その後」を追った記事の裏側をお伝えします。 ■ 「まずは現場に」こんにちは。社会部の助川尭史です。私は昨年5月に大阪社会部から東京本社の社会部の配属になり、普段は国税庁の担当記者として、主に経済事件や税に関するトピックスを扱っています。 ただ、ひとたび大きな事件や災害が起これば担当に限らず、多くの記者で取材に当たるのが東西

「普通の年になりますように」豪雨被害を受けた秋田の農家の願い、原点とつながり続ける記者の活動

こんにちは、青森支局の赤羽柚美です。私は昨年7月の秋田県での豪雨被害で知り合いの農家を取材し、以下の記事を書きました。 ただ、この記事では、私が農家の佐々木義実さんを豪雨被害の前から知っていたことには触れず、佐々木さんが米作りにかける情熱を伝えきることができなかったのではないかという思いが残りました。 なぜ佐々木さんが山あいの田んぼを続けてきたのか。 どうして青森の記者である私が佐々木さんを取り上げたのか。 今回は、記事を書いた理由をストレートに伝える大阪支社noteと

ニュースを視覚的に伝えるグラフィック記者の仕事とは

グラフィック記者とはこんにちは。23年入社のグラフィック記者、土屋さくらです。今回は共同通信グラフィック記者の仕事をご紹介したいと思います。グラフィック記者は、ニュースを視覚的に伝えるグラフィックスを作成する仕事をしています。具体的には、政治部や社会部などの出稿部から依頼を受け、デザインソフトを使用し、記事に用いる地図やグラフ、図解やイラスト、新聞紙面全幅にわたる大型のインフォグラフィックなど、さまざまなグラフィックスをデザインします。といっても、入社してすぐに「はい、じゃあ