クロロフィル
クロロフィルとは葉緑素のこと
どんなものかなぁ…
クロロフィルとは、植物の葉の緑色の色素で葉緑素とも呼ばれ、植物が光合成(空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水と太陽の光で糖などの有機物を作る)を行なうとき、主役を演じる物質である。
太陽の光エネルギーを植物が使いやすいような化学エネルギーに変えるエネルギー変換物質である。
葉の中を電子顕微鏡でのぞくと大変神秘的ともいえる整然とした葉の中の工場がある。
地球上の生き物はこの植物が作った糖(炭水化物)を食べて命を繋いでいるのである。
酸素もその時吐き出してくれている。
クロロフィルの役割は植物に限らず、人間の体にとっても電子伝達をスムースに行い、あらゆる化学反応にとっても代謝を早める酸化還元反応物質ですある。
これらの作用はあらゆる健康の異常を正常に戻す役目をする。
クロロフィルは人や動物の命を繋ぐ基本物質である糖を作る。
いわば太陽の光エネルギーを糖を介して、人や動物の命をともす最初のエネルギーに変えてくれる。
エネルギーを変える過程は繊細で緻密で見事である。
このように繊細、緻密な反応を行うのはクロロフィル以外にはない。
電子伝達をスムースに行い酸化還元反応を行うのはクロロフィル特有のパイ電子(自由に動き回る電子)を多く持つ構造をしているからである。
人や動物の不健康の原因は殆どが炎症、過酸化状態にある、と言われる。
それらを取り除くことが健康に導くのである。
クロロフィルの活性酸素のスカベンジャー(補足)作用、中和還元作用、消炎作用、コレステロールの低下作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用、高血圧の改善、造血機能改善、放射線障害防護作用、肉芽形成作用、創傷・潰瘍治癒促進、膵炎、腎炎、肝炎、脳障害等の、治癒効果等の臨床文献等に見られるすべての効果が、活性酸素スカベンジャー、細胞の賦活作用等によるもので、健康を取り戻してくれるのである。
クロロフィルは太陽のエネルギーを伝播させながら移動させるため、たいへん鋭敏な性質でその物質の周りにはクロロフィルを酸化から守るカロチノイド、フィコビリン、キサントフィル等が、クロロフィルを酸化させず、自分が犠牲になり酸化されてゆくのである。
クロロフィル単独でいた場合、真っ先に酸化されて犠牲になってしまう。
それが抗酸化作用の理である。
人間の血液の構造式はクロロフィルの構造式とそっくり似ている。
ただ、人間の血液はFeを中心に結合しているが、クロロフィルはMg を中心に結合している。
また、似た構造でチトクロームCはFeを、ビタミンB12はCoを結合している。
それらは独自の触媒活性を表す。
このチトクロームは、ミトコンドリアにおいて糖の酸化にあずかり、エネルギーの代謝にあずかっている。
血液をつくるのに分子構造がそっくりなクロロフィルは、最も手っ取り早い原料になりうるのである。
だから造血作用、血球増加作用、が高いといわれるゆえんである。
クロロフィルには、葉の中にあるがままの無傷の天然クロロフィルと、人工的に中心の金属をCuやFe などに代えて色合いを緑色にしたものがある。
クロロフィルはもともと抽出精製が難しいため、天然の無傷のクロロフィルは一般には流通していない。
人口のクロロフィルは、中心の金属をCuやFeに置き換えてアルカリや酸などを使い精製するが、その過程で本来あるべき側鎖がちぎれたりして、本来クロロフィルの持っている反応性豊かな性質が無くなってしまう。
その上、水に溶ける性質をもつようになり、使用上便利な物質と化す。
単なる色素添加物に変わってしまうのである。
人工のクロロフィルは植物の葉成分からの抽出物をアルカリにより鹸化(脂質成分の加水分解)して水溶化させ、酸により沈殿させることなどの繰り返しにより分離精製する。
その過程でクロロフィル分子の持つマグネシウム (Mg)は取り除かれ、フィチル基も除かれ、電子伝達系に関与するクロリン環、V環も開列し、他の側鎖の基も酸化される。
マグネシウムの除かれたクロロフィルは茶褐色のため、マグネシウムを銅 (Cu)や鉄(Fe)に置き換え緑色に復元させた”擬似クロロフィル” なのである。
そのため天然クロロフィルは人工のクロロフィルと違って副作用や使用制限がなく、正常な細胞には不要物とされるが、弱った細胞には真価を発揮すると考えられている。
確かに緑黄色野菜やクロレラ、スピルリナなどの藻類を食べれば、カロチン、ビタミン、ミネラル、植物蛋白や脂質の栄養効果は期待できるであろう。
しかし、クロロフィルは光合成を行う大切な分子のため、葉緑体と呼ばれる袋状器官の硬いに膜に覆われ、植物細胞の中でも特別にガードされている。
更にその中のチラコイドと呼ばれる小胞の膜(チラコイド膜)に埋め込まれたタンパク質と固く親和しており、消化器官内で単分子として溶出し吸収されることは困難なのである。
クロロフィルの効果を期待するためには一旦、植物の細胞器官より有機溶媒等で純粋に分離して取り出し、これを体内に吸収されやすいようにしたものでなければならない。
それを摂ってはじめてクロロフィルの真価が問われると言えるのである。
中国の人はよく緑黄色野菜を生ではなく、油で炒めて食べる習慣があるが、それはクロロフィルが油に溶解して溶出するためクロロフィルを摂取する上において、非常に利にかなった食べ方と言える。
※以上、富士エス・エル・アイ
クロロフィルは
生命の命を繋ぐ物質を作る役目を担っている
太陽のエネルギー使っているということだから
生きていくためには
太陽の力を借りることは必須だ
ここでも登場した緑黄色野菜
何を食べるかは
本当重要だ!
『おまけのお勧め』
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