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[不合格]2024年度 筑波大学 工学システム学類 編入試験 体験記

 東京大学の併願として2024年度の筑波大編入試験を受験し,不合格でしたが,情報を残すために体験記を書いておきます.

過去問の解答

 次のサイトで過去問・参考書の解答を閲覧できるようにしてあります.参考にしてみてください.

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スペック

  • TOEIC 795 (5年の5月)

  • 都立高専

  • 席次(学科内)
    1年 : 8位
    2年: 20位ぐらい
    3年: 3位
    4年: 6位
    5年: 11位(前期時点)

  • 併願
    東大: 合格
    長岡: 合格
    農工: 合格
    電通: 合格
    阪大(工学部): 未受験
    名古屋(情報学部): 未出願

きっかけ

 僕は情報系の学科に所属していますが,研究室ややりたいことが制御よりだったので,情報と制御を同時に勉強できる工学システムに興味を持ちました.

勉強

 基本的に勉強した内容は東大の合格体験記に書きましたが,筑波大の対策とはまた違うと思うので,あまり参考にならないかもしれません.

 対策としては,過去問を9年分解きました.傾向を知るには十分だったと思います.

筆記試験

数学

大問1: 微積
曲線の接線,2変数のマクローリン,球の体積を重積分で.というような内容でした.そこそこ難しかったです.マクローリン展開は,2変数であることを無視して解いてしまいました.そもそも,2変数のマクローリンを知らない人も多かったと思います.

大問2: 線形代数
誘導に沿って,条件に合うベクトルを生成するものでした.難しかったです.後半は分かりませんでした.ここで合否の差がついたと思います.

物理

大問1: 力学
弱点克服の球をつく問題とほとんど同じでした.誘導に沿って穴埋めをするタイプでした.簡単めでした.恐らくほとんどの人ができていたと思います.

大問2: 電磁気
導体平板を流れる電流が作る磁場についてでした.そこまで難しくなかったと思います.電磁気学演習(黄色本)とかを解いていれば解けたと思います.

 難しい問題と簡単な問題の差が凄かったと思います.そのため,難しい問題,今年だと2変数マクローリンと線形代数が取れた人が受かったと思います.

面接試験

 面接の順番は恐らく出願順です.早めに出さないと,1,2時間待たされます.本などは持ち込めるので,持っていきましょう.
 面接試験では次のことが聞かれました.

  • 志望理由を1〜2分程度で

  • 高専在学中に自らやったこと

  • 部活動をやっていたか

  • 併願大学

  • 場合によっては2年次編入だが,それでも大丈夫か

試験結果

 試験の出来を考えると,合格しているか怪しいなと思っていました.合格発表を見ると,合格者は4人でした.受験者数は80人だったので,20倍でした(泣).自分を含めた東大勢も知っている限り3人落ち,1人しか受かっていませんでした.

アドバイス

 工学システムは例年に比べてかなり合格者数が少なく,厳しかっです.また,合格者も恐らく他大の滑り止めが多いんじゃないかなと思います.実際,合格者の1人は東大に受かったので蹴ってます.特に工学システムに対するこだわりがなければ,応用理工を受ける方が賢明だと思います.工学システムはカリキュラム上,情報系,機械系,電気系など幅広い学科が集まってくるんだと思います.

連絡先

質問等あればtwitterのDMに来てもらえれば答えます.お気軽にどうぞ.
@zoukinkuuyatu

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