強炭酸

潤いと刺激とパンチのある毎日がいいです。

強炭酸

潤いと刺激とパンチのある毎日がいいです。

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  • 5分間小探訪(改め)

    できるだけ毎日、5分くらいで、詩のようなものを投稿しようと思います。

  • 雑感

    業務連絡とか、取るに足らない話とかはこちらです。

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マガジン「5分間小探訪(改め)」にて掲載している詩のようなものを月別にアーカイブしています。 マガジンからも月別にはご覧いただけますが、探しづらい場合に使ってみてください。 随時更新予定。 1月 1 無菌室 2 今際の際の別れの言葉 3 5 4 まやかし 5 2番街 6 煙 7 Cutty Sark 8 蜃気楼のまち 9 嵐を待つ人 10 SinあるいはCos 11 空を分つ 12 夢の中へ 13 邂逅 14 ある夕べの思索 15 秘密 16 不滅 17 旧家 18 鼻歌

    • 浴室

      続く 回る 同じことの繰り返しのようで 同じ時は二度と来ない 巡る命の中で 僕たちの暮らしは続く、回る 物語はいつか終わる バッドエンドでもグッドエンドでも やがてエピローグは訪れる でも今日は最後の日ではない 本章が終わればやがて次のページへ 舞台は次のステージへ そこには何があるだろう どんな話が待っているのだろう おやすみ 明日に向けて 子どもたちはゆっくりと夢を見る

      • 今後について(240630)

        5分間小探訪を書き始めて今日で半年になりました。 毎日何かをやり続けるというのがあまり得意ではなかったので、正直いつまで続くかな…と思っていましたが、結果半年持ちました。 ※一日だけやや投稿が遅れてしまったのは…さて置き… キリのいい所なので、このまま続けるかどうか悩んだのですが、もともとアウトプットの練習ということでやっていたものなので、一旦本日6/30を以て更新はお休みにしたいと思います。 今後は、この半年で書き溜めた詩のようなものを曲に起こしていけたらと思っています

        • あるく

          歩きながら考える 今日までのこと 今日のこと 今日からのこと 掲題はなんでも良い 気の向くまま歩くように 気の向くまま思索を廻らす 気が済むまで 長かったような 短かったような 早かったような 永かったような 明日って僕らどこへ行く? 明るい方へ行こう 明星が煌めく方へ 考えながら道すがら 思考の果てに向かうまで 歩を進めて向かおう 飽きるまで 悩む限り 何処までも

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        • 5分間小探訪(改め)
          183本
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          5本

        記事

          キャンバスは自由のために

          そのペンで何を描く その剣で何を刺す 広いキャンバスに 思い切って線を引く その手は何を掴む その足はどこへ向かう 守りたかったものは 些細なものかもしれない 何だってできる どこだって行ける 人だって殺せるし 地獄だって進める けれど平和のために 子どもの輝く憧れのために 尊さとは限りない自由

          キャンバスは自由のために

          とにかく

          作られたものにしても 自然の営みにしても 美しいものは美しいし 僕達はただその虜であるだけ かといって過程は無視出来ず そこに至る全てを加味して 僕達はエゴイスティックに言うのだ あぁ、これは美しい 直線に囲まれた都市か 流線型の未来か 還りゆく自然の予感か いずれにしても今目の前が全て あぁ、これは美しい エゴであれなんであれ 琴線は弾かれた それが全て

          kidou wo egaku

          あなたが生きた証 その軌道線上 僕が暮らした証 その軌道線上 誰かときっと恋をした 見知らぬ人と分かち合った 紡ぐ日々 螺旋の秘密 遠い昔の記憶 その軌道線上 染み付いた心象風景 その軌道線上 隠すこと 曝くこと 手の中で慈しむこと 撚り合わせる 螺旋の秘密 いつか誰かが教えてくれた 僕たちは軌道を描く

          光あれ

          蒸気の中 町は静かに呼吸しだした もうすぐ動き出す 予感が漂うAM グレーの中 暮らしは静かに家路に着いた もうすぐ閉鎖される 寂寥の中のPM どちらにしても 僕達はまだ何も始めていないし 何も終えられていない 光あれ どこへ行こうとも 何をしようとも その先に光あれ かつて無垢だった大人たち 全て悟った子どもたち 愛おしき町とともに 光あれ

          party

          壁に並ぶCDの数だけ 今夜パーティーは続くよ 歌い笑って朝が来るまで 全て忘れてしまうまで 孤独に泣いた夜の数だけ 今夜パーティーは続くよ 幼なじみと昔の話 花を咲かせていざ踊れ 踊り狂って浴びる大酒 今夜パーティーは続くよ 記憶なんて証拠のない旅 通り過ぎたら曖昧なだけ それでも大事にしまっておいて 今夜パーティーは続くよ 行先に迷うことがあったら ここに帰っておいで、ケルツェ ここは大きな燭台の梺

          光差す時

          こんにちわ 小さな隣人さん 君はどこから来て どこにいくの? 今日は一日 何をしてた? 明日は 何をしたい? こんにちは そこかしこに跋扈する隣人 風吹くまま 気の向くまま お気に召すまま だけど覚えておいて 誰もがいつか消えてしまうこと こんにちわ 賢い隣人さん 美しい毛並み 立ち振る舞い 君のように自由に生きたら 少しは笑っていられるかな こんにちは あたまでっかちの隣人 誰かと比べてそれで満足? そんなことより今日 君は何を食べたいの? 隣人たち 井戸端会議 す

          神様の言うとおり

          migi hidari ue shita 喉が渇いたから少し休もう どれにしようかな 神様の言うとおり 1 2 3 4列目 今日は暑いから少し休もう どれにしようかな 炭酸のやつがいい 100円 10円 1,000円 50円 なんだか疲れたから少し休もう どれにしようかな 苦くて甘いやつがいい 選んだようで 選ばれたようで 買ったようで 買われたようで 結末はどうあれ 神様の言うとおり

          神様の言うとおり

          紫煙

          空に煙を飛ばしたら 間延びした生活も散り散りになって 霧のように晴れていくだろうか 溜息や猫背 紫色の彼方に かつて思い描いた大人が背を向けている 霊安室に繋がる長い廊下 もしくは大部屋での笑い声 等しくここには存在している 生まれた赤子に幸福を願って 非常階段でこっそりと タバコに火をつけた 明日、強い風が吹いたら 背伸びした彼らの思いが乗った飛行船が 白亜の大地を目指すんだろうか 引き金と撃鉄 紫色の彼方に かつて探していた理想が微笑んでいる 1013号室 ナースコ

          こしきゆかしき

          お寺さんやお社さん 丁寧な作りの伽藍堂 美しく強かに設えて ただ静かに聳えている 若造 乳飲子 聾唖の年寄り 悪食 やんちゃ坊主 魍魎跋扈 振る舞う中身はさて置いて 一本芯があれば素敵 言葉や仕草が現すように 滲むように心は在る 私が惚れたあなたには 漂うこしきゆかしき空気 お祭り騒ぎも葬式も 美しく佇んでいたい

          こしきゆかしき

          無限に進め

          どこまでも行けたなら そう思うなら どこまでも行けば良い そう 思うまま 何も考えずに走りたい 誰も止めないで 何も心配ないわ 幸い今日も雲はない 1人になどなりたくない 孤独ならばいっそ 追いつけない光みたいに 速く疾く行きめやも この先には何があるの? わからないけれど 未来なんてアテがないもの 無限に進め 思うより1人じゃない みんな怖かったんだね 思うより遠くない 無限に進め

          無限に進め

          雨降り

          雨の日には炭酸水を注いで 首と一緒に少し傾けて 窓の外を眺めていよう 灰色の空に全て滲んでいく朝 AともBともつかない 嬉しくも悲しくもない 物憂げで何も考えられない けれど苦しくなんて決してない そんな時間がとても愛おしい 感傷に浸って反芻して 別に自分を慰めたい訳でもない ただ水の中にいるような 薄ぼんやりが心地よいだけ 雨の日は嫌い 晴れた日は気分じゃない そんな日を否定せず肯定せず ただ甘受する その時間が好き もうすぐ綺麗な花が咲くってよ

          入射角

          あたりまえのこととそうじゃないこと みんなの常識 僕らの非常識 正しいことと正しいように見えること 君の正解と世界の不正解 注がれた光が等しく返るように あらゆるものは鏡のようであって けれど場所によって色は違うこと よく似たようで異なる車線 早朝 まだ人のまばらなホームに滑り込む この電車はどこにいくのか 昨日出会えなかったあなたに会うために 僕は今日も揺られている 正しいことと正しいように見えること そしていずれにしてもどうでも良いこと 君の正解を教えてほしい