見出し画像

介護私記 最後のお別れとお花でいっぱい20230428

 2023年4月27日祖母の葬儀当日。亡くなった日から打ち合わせを重ねてついに。亡くなった日の夜から4日で準備をし葬儀を開く。これが残されたのが自分ひとりだったら大変だろうと感じた。そして母の最後は身銭を少し多く払っても綺麗な葬儀にしたいという思いも何と亡くわかった。
 最初に提示されたプランでは、30人程度の参列者ということだった。しかし祖母は98歳まで生きたということで兄弟の全員と死別を経験しており同世代の親戚がほぼいないということに葬儀の連絡をしているうちに気づいた。長く生き過ぎたのだ。良いことなのだがね。
 
 我が家では1日葬という方法をとった。通夜、告別式、初七日までを一回ですませてしまう方法だ。一日葬以外にも一般葬、家族葬、直葬などがあったが祖母にも来る親戚にも負担が少ないということで1日葬にすることとなった。
 日程と何となくの内容が決まり、次に何人来るのかと生花と供物のたてるのかを親戚や近所に連絡して確認をとる。ここが非常に大変。日程をお知らせして場所と駐車場の案内、生花と供物の注文とその金額を知らせる。幸いにも知らせる人数が多くなかったため何とかなった。親戚一同でたてる場合はその割り勘の金額負担も親戚に伝えておく。
 打ち合わせの最後にお返し物と食事を。参列して香典を持参してくれた人にお返し物を渡す。お返し物はお茶やタオルだと思っていたが今の主流は味噌汁やスープのフリーズドライの商品だそうだ。軽くて持ち帰りが容易なこと、日持ちがして要らないということになりにくいため。うちも味噌汁セットを注文し、参列し記名とお焼香だけの方はタオルを用意した。
 食事は葬儀社お抱えの仕出し屋さんがありそのメニューの中から対応するそう。今回は1日葬で斎場で葬儀をして火葬場に移動し火葬しまた斎場に戻って食事という流れになった。火葬場で食事をするのが一般的らしいが祖母は体が小さく火葬にあまり時間がかからないという判断でこのようにした。お弁当タイプの食事とお寿司のお櫃タイプがあったが今回はお弁当タイプで。

葬儀社との打ち合わせと檀家のお寺とも話を進めておく。1日葬で行う、戒名に入れる字を何にするかなど

 当日親戚が集まり始める。ざっと流れを書く
11:00セレモニーホール集合(私たちは10:30に行く)
11:30お経開始
12:30棺桶にお花を入れて出棺準備
12:50出棺 マイクロバスと霊柩車で火葬場に向かう
13:00火葬場到着 火葬
14:00火葬終了 骨上げ
14:20セレモニーホールに戻る 戻ったらお清め
14:40精進落とし
15:40解散

最後にお金の話
当日かかったのはお寺に渡すもの
お布施、初七日、御車代、御膳代
 お布施が一般的に30万程度、初七日がお布施の1割程度、御車代と御膳代が5千円だった。

葬儀終了からまだ1日しか経っていないので、終了後2〜3日で請求書が来るそう。私たちの場合は概算で100万程度となっている。なので葬儀社への支払いは全て終わった後になる


 出棺の際祖母の棺がお花でいっぱいになり、お花の湯に浸っている状態で最後の見送りができて良かった。祖母はお花が好きで、ホームセンターの園芸コーナーを自分の手が不自由になっても車椅子を押して回るととても喜んでくれた。そんな祖母をお花で満たして送れたのが今回の葬儀の一番良かったところです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?