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人間は、暑さに弱く、寒さに強いように出来ている。

人体には発汗して熱を下げることが出来る部分(顔・脇・背中・手の平・足の裏等)と、発汗できず熱を下げられない部分(頭・耳等)があります。

また、体毛が生えていて保温できる部分(頭・脇・股間等)と、体毛が生えておらず保温ができない部分があります。

そして人体は運動や思考をすることで、脳や筋肉・脂肪が熱くなります。体にもよく使う筋肉(腕・脚等)とあまり使わない筋肉(脇腹等)があります。
つまり人体は、体温が非常に部分的に偏りやすく出来ていると言えます。

お風呂上がり直後に運動したり、難しいことを考えたり出来なくなることからも分かるように、人間は体温が上がりすぎると運動も思考も出来なくなります。

小学校で習った「冷水に手を入れても手は水と同じ温度までは下がらず、だんだん温まってくる実験」でも分かるように、人間は恒温動物なので、自らの脂肪を燃焼させて熱を発生させることが出来ます。…要するに、

人体は暑さには弱いのですが、寒さには強いのです。

一般的に、ほ乳類・鳥類の恒温動物は、寒さに強く食糧不足に弱い。

は虫類・魚類などの変温動物は、寒さに弱く食糧不足に強い、と言われています。それは、

恒温動物は寒さに耐えるのにも、飢え(食糧不足)に耐えるのにも、同様に脂肪を使うからではないでしょうか???脂肪というエネルギー源を二つの用途に使うから、効率が悪くなる。

変温動物は寒さに対して自分の体内で熱を発生させることが出来ず、脂肪を燃焼させる機能そのものが無いので、脂肪を100%?飢えに耐えることに使えるため、恒温動物と比べて非常に飢えに強い、と考えることが出来ます。

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