「聖なる夜」にフィットする絵画作品を検索してみたら…
「おうちで過ごすクリスマス♪」…って、どこかの広告コピーみたいですが、まぁ今年はじっくりとクリスマスにちなんだ絵画作品を眺めていようかなぁ…。
ということでお手軽に”検索”して鑑賞することにしました。
最初の検索ワードは「聖なる夜(Holy Night)」です。…あら、いきなりマライアキャリー?。もうちょっとオールドマスターの作品が出てくるようにお尻に絵画(Painting)をつけてみました。
《聖なる夜(キリスト降誕)》
カルロ・マラッタ
1655年
最初に出てきたのがこちらの作品。なるほどタイトルそのままですね。イタリアの画家でバロックの時代。聖母子として、ただただ美しく表現したという感じでしょうか。
次は、少し広げて?「クリスマスの絵画(Christmas painting)」で検索してみます。あらぁ一気に今時な感じになりました。スクロールしていくとこちらの作品に出会いました。
《静かな夜》
ヴィゴ・ヨハンセン
1891年
こちらはデンマークの作家。時代的にはポスト印象派ぐらいですね。一見家族の楽しいクリスマスの風景に見えますが、よく見ると大人の男性が画面に一人も描かれていないし、子供の人数も多い気もするので、家族ではないかもしれない。ほのぼのとした雰囲気に何かミステリアスな雰囲気も勝手にしてきます。
クリスマスと言えばやはり”ホワイトクリスマス”。ベツレヘムに雪が降るとは思えませんが、雪の降らない地域に雪を降らせた広重の名作《東海道五十三次 蒲原》がありますから、洋の東西を問わず、ここはリアリティ重視ではなくムード優先ってことで。
《蒲原》
歌川広重
1833年頃
しんしんと降り積もる雪の夜…。「和風」満載ですが、意外にもクリスマスにもフィットしますねぇ~♪
では本場?のホワイトクリスマスいうことで、まんま「White Christmas painting」で検索してみました。
なんか可愛らしいメルヘンチックなものが、わさわさ検索結果にでてきました。これはこれでいいのですが、広重とは対抗しきれないかもと。
うーん……。あ、突然浮かんだこれなんかどうかなぁ
《灰色と金色のノクターン チェルシーの雪》
ジェイムズ・マクニール・ホイッスラー
1876年
ロンドンのチェルシーと言えば、お金持ちの住んでいる地区ですが、寒そうな冬景色の中に人影がぽつりと物悲しい雰囲気を醸し出しています。彼(彼女?)の行き先はどこ? それとも家路についたところ? 広重の蒲原と似たような感覚になってきますね。ま、こちらもクリスマスとの関係性は謎ですが、染みてくる感じがいいですねぇ~♪
クリスマスにちなんだ絵画作品を眺めるつもりが、冬に観たいお気に入り作品♪、を選ぶことになってしまいました。まぁ、これも予期せぬクリスマスギフトということにしておこうっと。
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