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見た目が麗しい美術館 2020振り返り④

美術館って中身(所蔵作品)の素晴らしさもさることながら、見た目もかなり魅力的という話は、もう何度もこちらでコメントしてますが、懲りずに、今年訪問した中でのお気に入りを振り返っておこうかなと。

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 今年、所沢に(最寄り駅は東所沢駅)オープンした角川武蔵野ミュージアム。2020年は隈研吾の年かぁという感じで、彼の設計だそうですが、地から湧き出てきた岩石のようないで立ちは、巨大なアートオブジェのよう。これだけ見に来てもよいぐらい。近くにはチームラボの屋外展示もあって、一日散策していられるところでした。

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横浜美術館の今年の装いは圧巻でしたね。建物全体が(実際は正面だけですが)大きなシートにくるまれていて、正直工事中ですか? という感じ。実はヨコハマトリエンナーレ出展のイヴァナ・フランケの作品そのもの。建物自体が見えていないのに存在感をはっきりと感じる…とか、自分の「見えている」を状態を思わず考えさせられてしまいました。会期終了後、既に撤去されていますので、今はこちらの光景は”見えません”。

庭園美術館

トップページの写真は東京都庭園美術館の外観。旧朝香宮邸の本館はアールデコとして有名だったと、今年初めて知る(という体たらく)ことになりましたが、内装が特に圧巻。ラジエーターカバーの影がこれだけ美しいなんて美術館、他にありますかねぇ。ガラス窓、照明、一つ一つに、緩みの無い美意識を感じます。

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そして小田原江之浦測候所…。こちらを美術館のカテゴリーとして紹介してよいのか、少し謎なような気もしますが、まぁ意図的に魅せる事を前提に作られている場所なので良いかなぁと。
 こちら、四季折々に訪ねたくなる場所でした。

さて、来年はどんな見た目の麗しい美術館と出会えることでしょうか。良い年になるといいなぁ~。

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