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ネコ闘病記

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愛猫ルルちゃん(オス14歳、サイベリアンっぽい雑種、体重10 → 8.5キロ)の口腔内の癌闘病記です。病気のペットを支える人、延命について悩むご家族に少しでも参考になる部分があれ…
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#外出禁止令

束の間の平穏…そして悪化

それから暫くは平穏な日々だった。 薬入りのちゅーるを朝晩2回なめて、妻の特性キャットフードもせっせと食べる。 食べてくれることが、何よりも嬉しくて。 食べたいっていうことは生きたいっていう意思表示に思えるから。 食べるという行為だけでぼくたち夫婦を幸せな気持ちにしてくれるルルちゃん。 (ちゅーるちょうだい)って足もとに来る度に喜んであげた。 夜眠るときは枕もとでゴロゴロと喉を鳴らしてくれて、幸せをかみしめた。 他に何も望まないから、この時間がずっと続いて欲しい…。 でもだ

自宅で点滴と注射

ルルちゃんの声を聞いて妻も輸液に同意してくれたので、さっそくいつもの老獣医師に状況を説明して皮下輸液について相談。果たして必要なものを売ってもらえるかどうか。 「残念ながら、状況は悪化するだけなのでそのことは認識する必要があります。 それでも、もう少しLULUを保たせたいなら、皮下から水分や栄養を与え、注射で薬を与えることも検討してみましょう。 当院に必要なものは全て揃っていますし、お望みであれば提供できます。」 まずはひと安心。その日の午後に予約が取れたのでコロナショッ