仕事と子育てについての考え方の変化など

子育てエンジニア Advent Calendar 2022の5日目に参加させていただきます!
 Qiitaでエンジニアをしています、kyntkがお送りします。

今年、働き方・仕事と家庭の両立についてのインタビューを会社で受ける機会があり、その原稿があったため一部編集して投稿することにしました。

Qiitaは株式会社エイチームのグループ会社で、Qiita以外にも様々な事業を展開しています。そしてこのエイチームで働くことについてまとめています。

私について

私には2歳の子供がいます。今年の4月までは妻が育休をとっていたのですが、4月からは保育園に預けて共働きになりました。それまでも大変なこともありましたが、保育園+共働きになった瞬間から急に怒涛の日々が始まりました。

普段は朝ごはんを子供に食べさせてから仕事をし、夜は保育園から帰ってきた子供をお風呂に入れて、夕飯を食べさせた後に時間があれば仕事に戻っています。 在宅勤務+フレックスタイム制度を採っているので、比較的に業務時間の使い方は自由がきいて助かっています。週1はオフィスに出社して、顔を合わせて業務をしたり、ランチをとったりしています。
休日は公園に行ったり、妻の実家で祖父母と遊んだりしています。

最近は、家を建てようと毎週のように打ち合わせをしていて、業務時間外のほうが忙しい!!!という日々が続いていました。

会社の制度について

先程も書きましたが、在宅勤務+フレックスのおかげで、業務時間をコントロールし、子育てをしながら働くことができています。実際、子供が生まれる前は残業時間は月平均28時間程でしたが、生まれた月からコントロールして1桁に押さえており、最近はほぼ0〜3時間程度になっています。

また、会社にはファミリーサポート制度という制度もあり、育児をしながらも働きやすくなるようにサポートをしてくださっています。制度があるだけでなく、ありがたいことに周りの方々には子育てに理解をいただいており、急に休みをいただく時にも嫌な顔はされず、逆に毎回心配いただいたり、色々気配りをしてもらえています。

そして、制度ではないのですが個人的にすごくありがたいのは、男性含めて育休取得後に活躍している人がいたり、周りに相談できる人がたくさんいたりすることです。周りにも大変な思いをしながらも頑張っている人がいて、勇気をもらったり、相談できたりしています。たまに辛い日もあるのですが、Slackでメッセージをいただいたりと、本当に救われる思いをしています。

仕事と家庭の両立についての想い

私にとっては家庭も仕事もどちらも大事ですが、比較するとやや子供・家族に比重を置いています。仕事は自分がやりたいからやっている、どちらかというと趣味に近い立ち位置で考えるようにしています。

子供にとって、今は自分が子育てをしないと生きていけない時期です。また、子供と公園で遊ぶのも子供にとっては大事なことです。

もちろん仕事においても、自分がやるべきとか、今やらなくちゃいけないというものもありますが、他のメンバーのフォローのおかげで、意外と「今日なんとしても自分がやらなくてはいけない」というものは多くないです。 残業をしたり、業務外で開発をしたりするのは、「プロダクトを成長させたい」、「自分がスキルアップしたい」という自分がやりたいからやっていることが多く、緊急の場合は家族を優先するようになりました。 もちろん「この時期は仕事に注力したい」という時はあるので、そのときは家庭内で調整してやっています。

こう思うようになったのは、子供が生まれたタイミングや、妻の育休からの復帰、今後のライフスタイルについての話し合いなどで徐々にこの考えになってきており、まだまだ確固たる想いとまではなっていません。今もその場その場で迷いながら決めている時の方が多いです。

普段の仕事や生活で意識していること

子供が突然熱を出すなどの予定外のことが多く、計画が大きく崩れることが多いですが、こういう時に気をつけているのが「環境に流される発言をしないようにする」ということです。

保育園を休ませるとき、「看病をしないといけないから仕事ができない」ではなく、「 子供の看病をするために休みをいただく」というように、自分で選択する解釈をするようにしています。子供はすぐに風邪を引くし、イレギュラーなことが多く、精神的に疲れてイライラすることも多いです。しかし、子育ても仕事も自分がやりたいと思ってやっていることで、大変なのは当たり前です。

起きたことに対して受け身だと、自分が被害者のような立場になって、マイナスな部分にばかり目が行くようになってしまうので、できるだけ自分で選択して主体的にやっていると思うように意識しています。

大変なこと

仕事において、自分や、周りの期待と、実際にできていることのギャップがつらいと感じることが多いです。 今までだったら残業しながらもっと幅広くできたり、期待されている役割を断らないで引き受けていたりしていたなと思うことが何度もありました。

実際私の場合、子供が生まれたのは、ちょうど社内の表彰で選んでもらったり、新しくマネジメントの役割を任せてもらったりと、期待を込めて新しい機会を頂いていた時で、期待に対して自分ができないことが多く、苦しんだ経験があります。

また、自分のパフォーマンスについても、子供が高熱を出して午前中に看病していて、午後に切り替えがうまくできずに質の高い仕事ができていないことがあったりして、落ち込むこともあります。

これについては正直、今も乗り越えられていないです(笑)
今だに、あれこれやろうとしてうまく行かないことも多いです。

一方で、自分の中で「こうありたい」というのは持ち、もどかしさを感じつつも、自分の中でそれでもOKという諦めも持てるようになってきました。

それでも今できる限りのことに精一杯取り組もうと思っています。
期待してもらえるのはありがたいので、できる限り応えようと思っています。

家庭内でのコミュニケーション

普段からお互いの仕事について理解するために、仕事についての話もするようにしています。

エイチーム社員家族向け会社説明会というのがあるのですが、これに来てもらったり、普段から職場の話をすることで、なんとなくどんな仕事をやっているのかを知ってもらうようにはしています。

2020年からは在宅勤務になったということもあり、普段楽しそうに働いている様子などをなんとなく感じてもらっていると思います。

また妻の仕事のことも知ることで、今はどちらかが仕事をしたいというときにお互いが理解した上で分担するようにしています。

スキルアップをしていくためのスタンス

エンジニアとして、日々スキルアップをすることが必要です。今年は毎週記事投稿や毎日開発などに取り組んだこともありました。

ただ、どうしてもイレギュラーが発生して継続することが難しかったり、家庭を犠牲にしていることがたくさんあったりしました。

そのため、毎日の学習のハードルを極限まで下げることにしました。

やるときには、どんなに小さなインプット、アウトプットでも自分の中でOKとしています。 例えば本を1日1ページだけ読むでも、プログラムを少し修正するだけでもいいので、とにかく何かやれれば合格としています。 もっと成長角度を上げたいという気持ちもありますが、それで継続できないよりも、1歩でも進むようにというのを心がけています。

終わりに

来年も周りの方々と協力し合いながら、感謝を忘れず、励んでいきたいと思っています。

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