仕事をしながら、どういう時嬉しくて、どういう時に満足感を感じるか。
結構人によって違うモノだなと感じます。

私の仕事は製造業の事務屋なので、戦略を考えたり、フォローアップをしたりする仕事です。
そうすると自ずと説明したり、お願いする場面が多くなるわけです。

相手は製造現場だったり、技術者だったり、営業だったり。

職場の先輩は「絶対自分の意見を曲げずに、負けずに押し込んでこい」という人もいます。
確かにそれが必要なことも少なくありません。基本、大変なこと、嫌なことをお願いしますからね。

でも、私たちのお願いすることが、世の中にとって、関係者自身にとって必要だから、というよりも、「相手を論破して、自分の意見が正しいと思わせることが自分のプレゼンスを維持できるから」という理由の人もいます。

「俺たちは負けちゃいけないんだ」と。

これは人によって違う、一種の人生観のようなモノなのかもしれませんが、私は根本的に自分が正しいとは思っていません。むしろ、自分が正解だったらつまらないなと思っている人間です。

自分の知らない世界、技術が世の中にいっぱいある。自分の知らない新しい世界を作りたいと思って、あえて事務系なのに製造業に就職しました。

ですから、自分が正しいんです、と伝えにいくのではなく、行きたい方向を示してそれが共有できれば、その先は自分の意見は叩き台。
関係者の意見を引き出して一歩先に行くことが大事だと思っています。

私が仕事をしている時に嬉しさを感じるのは、行きたい方向が共有できて、そこに行くために関係者が自分の持っている意見を最大限に示してくれる時です。
自分が知らなかった、新しい景色に一歩近づいた、と思えます。

関係者の様々な意見や技術などのピースを組み立ててストーリーにしていくのが自分の役目。

時間はかかります。でも絶対先に行ける。そう信じて仕事をしていきたい。

自分に念押し。
ワクワクしながら頑張ろう。

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