卓球

部活動で出会った友達へ(後編)


部活動の思い出。このお題がnoteに出されたときはすぐに書きたいと思ったけど、どの思い出を書こうか本当に迷いました。

楽しかったことや辛かったこと、濃い思い出が多すぎるので、私は「部活で出会った友達」とテーマとして、前編は中学校、後編は高校と分けて書くことにしました。


高校にて

晴れて第一志望の高校に合格。しかし、入学前に悩んでいたことがありました。

放課後の使い方です。バイトか、部活か。あるいは帰宅部として、授業の課題に励むか。

私が通っていたデザイン科は課題が多かったので、課題に集中できる「帰宅部」が一番多かったです。その次に、課題と両立しやすい文化部か、運動部のマネージャー。選手として運動部に所属しているクラスメイトは私含めて4人でした。

正直、バイトはしたかった。だってお金もらえるし、という単純な理由だけでしたが、中学と引き続き卓球も捨て切れませんでした。

入学する前の春休みで聴いていたラジオで、電話でお話しできるお悩み相談コーナーに「バイトと部活どちらを取ろうか迷っています」と投稿したくらい。採用されて実際電話したのですが、緊張しすぎて部屋をウロウロ歩き回った記憶しかありません。

運動部のマネージャーにも憧れていました。だって漫画の世界を味わいたい、という単純な理由だけでしたが、選手として運動したい気持ちも捨て切れませんでした。

ーーー

優柔不断な私に変化が起きたのは、音楽の授業にて。10人程の選択授業だったのですが、初日ということで自己紹介からスタートしました。

なんと、私の出番の前の子が「中学では卓球部に所属していました。」と自己紹介をしたのです。

授業が終わったあと、「卓球部に入る?」と声を掛けてみました。この瞬間が、私の第二の卓球部生活の始まりだったのです。


一生懸命熱中できない悔しさと、そこで出会った友達と

工業高校は、進学校と比べて部活に力を入れていると思いますが、私の高校もそうでした。

全校集会で表彰される部活がいくつもあり、日本全国で活躍する優秀な生徒がわんさかいたのです。

私の所属していた卓球部も、放課後や土曜日でしっかり練習する熱心な選手がたくさんいたのですが、デザイン科の選手は私と、音楽の授業で誘った友達のみ。

私もできれば高校でも卓球に熱中したかった。部活は純粋に楽しかった。

けれど、学年が上がるごとに増えていく課題の量が、徐々に部活の時間を削っていったのです。

帰宅後にやってくるSNS依存と疲労に勝てるはずがなく、夜ご飯を済ませた後に仮眠を取り、深夜12時から課題スタート。2時前には就寝して6時に起床。満員電車に揺られながら7時半に実習室に到着してまた課題をする。

そんな状況のなかで課題と卓球部を両立できたのは間違いなく、あの音楽の授業で友達に声を掛けて、一緒に入部できたからです。

友達がいなかったら、両立の苦しさを共有する人がいなかった。一緒に励まし合って両立できたことが、どれだけ幸せだったか。

ーーー

友達が県外に就職したため会う機会が減ったのですが、この前私が会いに行って、ご飯に行きました。変わらない友達の穏やかさにはホッとしました。

ビールジョッキを片手に談笑する日が、あっという間に来るなんて。

6年間卓球に捧げたことには後悔していません。バイトもしたかったし、マネージャーもしたかったけど、友達とともにラケット握って汗をかいた日々を思い出すたび、卓球部を選んでよかったと感じています。


(後編・終)



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