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最近のこと雑記と、アイデンティティー探しについて


思いのほかnote更新が滞っていたので、フリースタイルで書いてみる。約1000字くらいで。大きく環境が変わったわけでも、眩暈がするほど忙しいという時期でもない。むしろ忙しい時期ほどタイピングが速くなる。私だけ?

春が近づいてく、ここ1ヶ月前後。うれしいことがたくさん起きた。晴れの日が続いてること。フィンランド行きの航空券を買ったこと。好きだった人がめでたく彼氏になったこと。めちゃくちゃ良い小説に出会えたこと。突然行った今治の島で食べた鯛カツバーガーが衝撃の美味さだったこと。

せっかくなら今治に行って思ったことを書く。しまなみ海道という広島と愛媛を繋ぐ橋を渡って思ったこと。緑色に光る島々を守っているように、瀬戸内海は波が穏やかである。私は岡山出身で、瀬戸内海のそばに20年間いた。対して、島根の海は瀬戸内海と真逆の性格。波が高く、いつ見ても青が透きとおっている。でもその青は冷たくて、遥か向こうに広がる朝鮮半島にドキドキする。そんないろんな想いを馳せながら、今はこの海の近くに住んでいる。

中国・四国地方という、日本で1番田舎であろう地域。Googleマップを見ながら、他の地域と比べる。山が多いから平地が少ない。そして海が近い。瀬戸内海側は年中暖かく、でも少し車を走らせると、すぐに豪雪地域にたどり着く。

そこそこ日本中を旅して、時には地域の人と話してみて、その地域にしかないチェーン店に行って、なるべくその地域を感じられる小さな宿に泊まる。そんなことをここ数年繰り返していると、なんとなく、自分が住んでいる地域の輪郭が見えてくる。山と海が近く、暖かさも寒さも近いこんな不思議な地域は、意外と無いということ。不思議だよね、外にいるほうが自分の地域を知れるなんて。

でもアイデンティティーを何度も失いそうになった。いろんな地域・国籍の人と会話して、SNSで情報を集めるたびに、魅力的な地域がたくさんあることに気づく。だから自分がどこに居れば良いのか、そして旅をやめて、どこかにずっと留まっていたいとすらも思った。

だけど私は、もっと小さな小さな旅を繰り返して、自分が住んでいる地域の輪郭をはっきりさせたい。

たとえばフィンランドで、現地の人と会話してみるとする。たとえば違う地域に住んでいる今の彼氏と、中国・四国地方を旅してみるとする。たとえばこの先、もっと知らない人とも仲良くなれたとする。私の住んでいる地域について、どんなことが言えるだろうか。ネットでなんでも知れる世界に対して、私自身はどんなことを伝えられるだろうか。

「田舎だけど良い場所だよ」とか、「人があったかいよ」とか、呼吸のように誰でも言える言葉は並べたくない。私の大切な中国・四国地方の立ち位置が分かって初めて、なにかを伝えたいと思う。曖昧だけど、それくらいアイデンティティーを探すのは難しい。だけどそんな気持ちと生涯戦いたい。ゆらいでくこの感情は、意外と人生の刺激だったりする。


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