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文章を書くことが苦手な人は、好きな歌詞を写経してみるといいかもしれない


学生の頃はあまり意識していなかったけれど、大人になってつくづく感じていたことがある。

なぜ私は文章を書くことが好きなのだろうと。

noteを書き始めてからは尚更だ。noteを初めたばかりの頃はまず、継続を目指して週に1、2回更新していた。その1年後には毎日更新を100日ほど続けられた。


文章を書くのが好きだと、昔から読書も好きなのかと思われそうだが、じつは全くだった。

漫画やファッション雑誌を多く読んでいて、小説は年に1、2冊読んでいたら奇跡なほど。むしろnoteを始めたことがきっかけで小説が好きになった。

やはりなぜ、文章を書くことが好きなのだろうと改めて考えていると、本当につい先ほど、思い出したことがある。


好きな歌詞をノートに写していたからかもしれないと。


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絵を描くことが好きだった。それと同時に、歌詞を書くことも好きだった。

好きなバンドの歌詞カードを読むことが好きだった。好きすぎたあげく、歌詞をノートに写したり、自分流にアレンジを加えていたりしていた。

けれど自分は「絵を描くことが好き」ということだけを信じ切っていた。ノートに文章を書くことは誰だってできるから、趣味だとは感じていなかった。

今なら分かるが、それがかなりの糧になっていた。

やはり数学よりも国語が得意だった。長文を読むより、文章を書く授業が得意だった。学校でよく出ていた、やたら行数が多い感想文レポートも得意だった。

読書はしないのに読書感想文が得意だった。中学生の頃、読書感想文や短歌で入賞したことがある。絵ではなかなか入賞しなかったのに。

なんだか不思議な話だが、入賞したときはまぐれだと思っていた。入賞した際に題材にした本すら覚えていないので、大きな喜びは感じていなかったのだろう。


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ちゃこさんが投稿されていた「【書き続けるために「しないこと」3選】」というnoteに、文章のルーツは本じゃなくて歌詞だ、と綴られていて、はちゃめちゃに共感した。


「私は本も読むけどマニアというわけじゃない。私の文章のルーツって本じゃなくて歌詞なんです。邦ロックが大好きだったので。」


だからといってちゃこさんになれるわけではないが、本当に私もそうだった。昔から文章を書くことが得意なのは、きっと歌詞からインスピレーションを受けているからなんだと思った。


最近は英詞ばかりの音楽を聴いていたので、すっかりメロディ寄りになってしまったが、たまには昔のように、好きな日本詞の曲をノートに写経してみようと思う。

文章を書くことが苦手な人は、天声人語を写経しなくたって、好きな歌詞を写経してみてはいかがだろう。

私のように読書家じゃなくても、誰だって文章を書くことは好きになれる気がするのだ。



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