#聞いたよ20歳 vol.24 納木(のき)さんへ
聞いてよ20歳!
20歳に伝えたい文章を1000字以上で投稿するコンテスト。応募作品に対しての感想を投稿する、それが聞いたよ20歳!です。
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24.聞かせてほしいことがあるから、ちょっと聞いてください
納木さんの作品、他の参加者さんと違うのは「20歳に聞きたいこと」を書かれていることです。
20歳の方々には聞いてほしいことより、むしろ聞きたいことがたくさんあります。教えてほしくて、知りたくて。
なので "聞きたいことと その理由" を聞いてください笑
納木さんからインタビューを受けているみたいで、読んでいてとても楽しかったです。
あなたの頃はこんなだった?という「仮説」と、納木さんの頃はこんなだったという「回顧」、ふたつの時代を比較しながら私たちに問いをかけています。
生きてきた世界が違う世代の方々に、僕の人生で得たことを伝えても役に立つとは思えなかったんです。(中略)
僕の10代とは違う時代で10代を過ごしてきた方々が、今の世界を、そして未来を
どう切り取って、何を感じているのか知りたいな、なんて思ったワケです。
知りたい理由が本当にステキです。こんなにも私たちに興味を持っていただけるなんて。
作品全体の構成もわかりやすくて、これは真剣に答えねばと燃えています。
と言うことで私は早速、納木さんが「いまの20歳の人へ聞きたいこと」にお答えしちゃいますね!なので20代のみなさんも、ぜひ納木さんにインタービューされていると思いながら読んで、心の中で答えてみてください。(noteに投稿も大歓迎ですよ。)
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○情報と学習○
2000年、Wikipediaはまだありません。当然Youtubeも。
2015年、Wikipediaには日本語だけで100万近いページ、Youtubeはブームのちょっと前くらいの時期ですね。聞かせてほしいです。
とんでもない量の情報に簡単にアクセスできて、英語ができれば最先端の情報(に近いもの)も手に入って。学校や教科書やほとんどの大人が、学習という意味での存在意義を失っている社会で、皆さんの目に大人は、未来はどう映っているんでしょうか。
Twitterで大人たちが現実の姿を晒しているのを見て、何を感じて、どんな未来の自分になろうと思うんでしょうか。
正直なところ、私はどんな未来の自分になれるかまったく分かりません。
日々の変化が著しく速いのは、誰しも感じていることでしょう。そして誰もがインターネットを使って有名人になれる時代と知った私たちは、将来への自由さと選択肢があまりにも増えすぎているのです。
メンタルが強く、才能のある者にとっては魅力的な現代ですが、そうでない人は本当に辛いのが現代だと思います。
よって、誰がどんな未来に行けるか、なれるかなんて、想像することがむずかしいと感じています。
だからこそ私は、変化を楽しめる大人になりたいです。
こんなの使いこなせんわ、昔のサービスがいいわ、なんて唾吐いて文句ばかりの大人ではなく、新しいサービスは積極的に使い、自分らしく人生を楽しめたらいいなと願っています。
○携帯電話とコミュニケーション○
2000年はカメラ付き携帯が出たばかりくらいの頃です、11万画素。『写メール』の黎明期です。
2015年はiPhone6/6Sくらい。当然のようにLINEでやり取りして、カメラは800万ピクセル(画素)。聞かせてほしいです。
友達と画像を送り合って、日常的に何をしたんでしょうか。スタンプを活用して、インスタントだけど文脈を内包したコミュニケーションをするのって、どうやって体得していったんでしょうか。友達との日常を綺麗な写真で残せて、クラウドに上げてれば機種が変わっても見れたり、とかって、どんな心理的な影響があるんでしょうか。
支えになったりほっこりしたりするけど、喧嘩したらその子が写ってる画像全部消したりとかするんですか?
すぐに写真を撮れる、すぐに連絡も取れる、ありがたい機能なので頻繁に使っていました。
思い出をたくさん残し、加工してSNSにアップ。動画を撮ってiMovieで編集。深夜にLINEの電話を繋いで課題を友達とこなす。当たり前のように、ひとつの「娯楽」として楽しんでいました。
一緒にいないときでも、相手の生活は見える時代です。いまでも私は楽しく使っています。
友達と喧嘩して写真消したりはあまり聞かないですが、よくあるのは別れたカップルです。SNSに大量に写真アップしていたカップルが別れたら本当に大変ですね。全部消す人もいれば、アカウントごと変えちゃう人も。
写真が消されていたら「あ、この二人別れたんだ。」って察することができてしまいます。そして別の恋人がアップされていたら「コイツよく変わるな〜」なんて冷やかしていました。
SNSにあげたい気持ちは分かりますがね。いい意味でも悪い意味でも「よく見られる」時代です。
○SNSとコミュニティ○
2000年にはmixiすらありません。Yahoo!チャットが公開された年です。2ちゃんねるは1999年に開設されています。
2015年、当然のようにSNSが発達しきった社会です。聞かせてほしいです。
学校のコミュニティがSNSを介して常に付きまとってくるって、どのくらい楽しくて、どのくらい面倒くさいんですか?
学校も地域も、もはや国すら関係なく、SNSで誰かと繋がっていけるのって、どんな感覚なんでしょう。
SNSがあって良かったことは、先ほど申し上げたように「娯楽」としてすごく楽しいことです。
あとは連絡がスムーズにいき渡ること。LINEではクラスのグループ、部活のグループ、課題活動などのグループを作っていつどこでも連絡。LINEを知らなければTwitterやインスタでやり取り。
みんながあたり前にテレビを見ていたように、私たちはあたり前にSNSを使い、やり取りをしています。本当にそんな感じなのです。
面倒なことは、無駄な思い込みでしょうか。まだまだ幼い高校生のテキストやり取りは、かなりのすれ違いを起こしていました。
「あのツイート、私のことを言っているのかな」「LINEブロックされてるかな」「あの子は楽しそう、羨ましい」など。多感な時期ですから、こう思って友達とすれ違うのは仕方ないことです。
○音楽体験○
2000年はiPodすら出ていません。当時僕はMDウォークマン使ってました。MDって分かるのかな、、
2015年にはApple Musicがサービス開始しました。聞かせてほしいです。
好きな音楽を好きなだけ聞けて、新しい音楽に簡単に出会える音楽体験ってどう感じているんでしょう。
新曲にすぐ触れられて、アルバムが出てもほとんど知ってる曲、みたいなのってどんな感覚なんでしょう。
音楽好きの私にとってはすごく厄介な問題です。
なぜなら「MUSIC FM」という違法アプリが若者のあいだで大流行したからです。笑。
こちらの記事によると、音楽視聴の際に利用するサービスは、「無料サービス」という回答が10代女性は91.7%、10代男性は80.4%と極めて高く、楽曲課金や月額課金サービスの利用率は1割前後と低いそうです…。
現代の若者は、普段から音楽を無料で楽しんでいます。YouTubeは違法ではありませんが、YouTubeで音楽を聴くことがあたり前になり、音楽=無料、という感覚なのです。
無料サービスっておそろしいなあと思う次第です。まあでも、無料サービスと有料サービスの選択肢があれば、高校生なら無料を選んじゃいますよね。
○映像体験○
2000年くらいはレンタルビデオ全盛期です。ビデオて。VHSて。DVDが主流になり始めた頃です。
2015年はNetflixが日本上陸した年です。聞かせてほしいです。
好きな映像作品を、、、以下前項目と同文。
なんというか、こういうサービスって10代でどのくらい活用できるんでしょうね。親との交渉とか大変そう。ダメって言うのかなほとんどの親は。。
昔とは親からの出資を得るプロセスとか対象が全然違いますよね、きっと。
これもまた、音楽と同じく無料で映画を見ることがあたり前になっちゃうのかなあ。ドラマも映画もYouTubeで見れますし。
もしかするといまの高校生のあいだではNetflixが流行っているのかもしれませんが、私が高校生の頃は使っている人はいなかったです。
これは私の考察ですが、やっぱり高校生で課金サービスを使うのってすごく勇気がいるんです。私は「月額1000円かかるけどSpotify入れて!」なんて言いにくかったです。スマホ代は親が支払ってくれる人がほとんどですし。
親がサブスクを使いこなし、理解してくれたらいいですが、私の親世代はまだまだ。ですがもう少し経てば、親世代もサブスクをあたり前に使いこなし、子どもたちと一緒に使っていきそうな時代が来る気がしますね。
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長くなりましたが以上です!納木さん、どう感じましたか?よろしければ感想でも送っていただけたら!笑
変化の激しく、今は今でストレスの多い社会ですが、私はこの時代に生まれて本当に嬉しく感じています。
これからもじょうずに、楽しく、現代を生きていきたいです。
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