見出し画像

着物が教えてくれた家族の話⑤

最近、「着物とわたし」というテーマで知り合いにストーリーを募集したところ、意外とみなさん着物が身近である、ということをがわかりました。親戚が呉服屋さんだった、家族がお茶の習い事をしている、代々受け継いでいる着物が残っているetc...それだけで、勝手にワクワクします(笑)

さて、今回のストーリーは、美しい感性の持ち主であるお友達ならでは!のお話です。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

女の子にとって気分の上がる勝負服

着物とは?と考えた時、
幼い頃に、日常を豊かにする
感性を育ててくれた1番最初の、【ワンピースとピンヒールのような】ものだ!(女の子にとって気分の上がる勝負服)と思っています。

親族が問屋のため、3歳の着物は当時には珍しく袴を仕立てました。
成人の着物も父の趣味で選ぶのですが、両親とテーマを決めて仕立てる時間が大切でした。
思えば、仕立ててくれる人や、家族の想いを繋ぐことが、私の着物との歩み方です。

海外に出たとき
社会に出たとき
大事なセレモニーはかならず着物があるので、晴れの日に困ることはなく、堂々といられるのは、着物に想いが込められているからです。

問屋ってなんか、背筋がぴーんとする。畳と、沢山の反物を小さい頃みんなが広げ出して。
あの雰囲気も好きだったなぁ。改めて、思い出せて感謝です!

ちなみに、子供が産まれた時に自分の記念にアクセサリーを購入するのですが、旦那さんには浴衣を仕立ててプレゼントしました。笑笑

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀


子供たちの七五三の衣装は、パパが3歳の時に着た着物がきれいに残っていたそうな。お母さまの愛情に触れた瞬間だね。

家族などの私的なきものの文化の継承は、もうほとんどないのかな、って思っていた。完全に途絶えてしまったのかな。と。

でもKちゃんファミリー含め、私の周りの方々は、文化の継承をする習慣が残っていて、そういうカタチを素敵だと思う気持ちが残っていました。さらに、つい最近誕生したかわいいかわいい末娘ちゃんには、ママの3歳の時の被布を着せたいと教えてくれました。

彼女の丁寧な暮らしや子育てを見ていると、ものを大切に使い、家族の思いをつなげて残す、ということが彼女の根本にあるのだなぁということに気が付きます。

彼女のお着物の柄は、彼女らしい、とても西洋風な柄で、海外の方にも評判が良いそうです☺上質な彼女のセンスはこんな場面でも引き立つのですね。

私は、着物のルールを重要視するよりも、最低限のルールだけ守って自由に着ることが好きです。大切なのは、自分のために着る、という考え方だと思っています。

私は、自分の子供たちを通じてつながった大切な友達と

”着物”というキーワードで更につながったことが嬉しくてたまりません(^^)/



この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?