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着物が教えてくれた家族の話。①

私が着物に関わるようになって
着物は日本の素晴らしさが凝縮しているということ、そして
着る人それぞれにストーリーがあることに気づきました。
着物のおかげで、素敵な家族の歴史を知ることもあります。

私が日常で出会った、お友達の素敵な思い出を時々ご紹介します♪

🍀🍀🍀🍀🍀🍀

母が残した着物。

正直「面倒な物を残したなぁ。」位にしか思ってなかった。

今回、子供たちの七五三の写真を撮るに当たり、幼馴染にお願いする事に。

「着物持ってるなら、Iちゃんも着てみたら?」と声をかけてくれて、

母の着物を出す決意をしたものの…。

やっぱり準備の段階で必要な物の多さに面食らい

「もうヤダ!」って思ってた。
当日を迎え、しつけの糸もついたままの着物。

着てみると「あら、丈もぴったりね。」と着付けの方が一声。

初めて広げた帯にも椿の柄が。

「まぁ、素敵!」
と回りの方が仰って下さって。
その時に、母がどんな思いでこの着物を残してくれたのだろう。

「Iちゃんに似合うかな?この色好きかな?」

と思いを馳せてくれたのだろうと思うと、涙をこらえるのが精一杯だった。
最近、亡くなった母を感じる事はなかったけど、着物を通して改めて「母の愛情」を感じた日になりました。

意識して選んだ日ではないけど、お盆の時期に母の着物を着た事で、親孝行にもなったかなぁ、と。

普段着ではなくなってしまった着物。

特別な日に着る物へと変化したけど、だからこそ

どの服よりもストーリーのある物になったのだと思いました。

母程の事は出来ないけど、今日着た着物姿の七五三の写真を見て、私の子ども達も愛情感じてくれたら…と思ってます。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀

Iちゃん、

素敵なストーリを教えてくれてどうもありがとう。

そんなIちゃんと私は、もうかれこれ42年のお付き合いになります♡
親同士が繋げてくれた私たちの出会いが
この日また、
"着物"をきっかけにつながりました。

おばちゃんも喜んでくれているね♡
おばちゃん、素敵なお着物に感動したよ。
Iちゃん、とても似合っていたよ♡


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