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音は難しい

目に見えないものは扱いにくい。
例えば音。
設計、住まいづくりにおいて難しい要素の一つ。

今回取り上げるのは生活音。
中でも特に気になる生活音と言えばトイレの音。
まずは距離を置く事、リビングダイニング空間、個室等と隣接しないように
する事が大切ですが、そうもいかない場合もあります。

その場合は収納を間に介したり、前室を設けたりして
少しでも遠ざけるプランの工夫や、
隣接する壁に断熱材を挿れて防音に配慮するなど仕様面での工夫をし、
配慮する方法もあります。

昔に比べ今の木造住宅は気密、断熱性能の向上に伴い、
外の音に対する遮音性能が高くなっていますがその反面、
室内の生活音はむしろ聞こえ易い傾向にあります。

音に対しては感じ方の個人差も大きく、
また突き詰めていくと予算や使い勝手にも大きく影響を及ぼすので、
生活音に対しては出来る範囲で対応していくというスタンスが良いかと思っています。
そして何よりクライアントと事前によく話し合う事が大切です。

今回は生活音についてのお話でした。

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