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「感じ」で捉えて、「意味」で締める。

概念を理解するとき、「感じ」で捉えて「意味」で締めている。
当たり前のことかもしれないが、再認識も兼ねて、ノートする。


【感じを意味で引き締める】

概念を理解するとき、「感じ」が先行して、やんわり理解する。

「飛」であれば、大空、飛ぶ、進む「感じ」。
「字」であれば、鉛筆、書く、紙の上に載っている「感じ」。
「嵐」であれば、風、荒れた、轟く「感じ」。
「土」であれば、茶色、地面、静かな「感じ」。
「増」であれば、増えている「感じ」。
「如」であれば、〜のようだ!……といった「感じ」。

「意味」を用いて、理解を引き締める。

「飛」であれば、空中を移動する。飛行する。
「字」であれば、言語を書き表すのに用いる符号。
「嵐」であれば、風雨が非常に強い状態。
「土」であれば、岩石が分解して粗い粉末になったもの。
「増」であれば、ますこと。ふえること。
「如」であれば、…のように。
コトバンクから、引用)


【概念理解までの図解】

下図は「字」という概念の理解までを、表している。
黒が「意味」で、カラーが「感じ」に該当する。

「感じ」で性質を捉えて、「意味」で枠を作り、理解を引き締める。
「性質」があるからこそ、その概念を多角的に知ることができ、深い理解ができる。
また「枠」があるからこそ、後の思考の組み上げが容易となる。


【概念を、思考旅のガイドにする】

今までぼんやり漂っていたものが、カタチを持ち、思考のパーツとなる。

わたしはこれまでフワフワした「感じ」のみで、概念を理解していた為に、妄想空想などは得意だが、重力がある現実世界を軸として思考するとき、組み上げ中どこかで破綻することが多かった。
ノートを始めてからは、概念に「枠」が付いた実感があり、以前より思考の組み上げが容易となった。

概念に枠を付けてコンパクト化し、分かりやすくすることは、大切である。
概念は思考旅における、霧や大荷物になってはいけない。

「感じ」で捉え「意味」で締めて、概念を思考旅のガイドにしよう。

おしまい。






【メモ】

わたしが現在、抱えている課題について。
■1つの概念がまとっている「感じ」が増え始めていること。
■「感じ」のみで理解している「概念」がいくつか存在していること。

前者は「観察癖」「悟り癖」「仮説構築癖」などが要因。

カタチ『note』による、概念の分類化&意味の設定によって解消中。

後者は「放置」「取り逃がし」「悟り癖」「めんどうくさかった」などが要因。
「感じ」のままでは、飛躍した創造妄想が非常に容易となるが、思考の組み上げが逆に難しくなる。仮に組み上げたとしても、途中でどこか破綻してしまう恐れがある。
空想妄想が活発化する思考世界は、「感じ」のみで概念が構成されていても、思考重力設定(概念同士の合理性が重要視されるか、否か)によっては別段問題ないケースが多い。ただ、自身が身を置く現実は、強い重力を持つ思考世界である。わたしが今すべきことは、重力に折れず、思考を組み立て易くする為の、概念の「枠」を作ることである。もちろん、無重力性質の思考世界も大事ではあるが。

記事などで内容をまとめたり、他の記事を閲覧することで、現在解消中。

見上げれば大空が。見下げれば大地が。 俯瞰の位置では、多くを見ることができる。