仕事と価値観
2020/04/25 晴れ
昨日は高校時代の友人とテレビ電話をした。
今、塾はオンライン化しているから、オンライン上のコンテンツを充実させることに時間を使っている。
そのコンテンツの1つが、「仕事図鑑」である。仕事図鑑は、俺が友達や知人に、どんな仕事をしているのかを聞いていくものだ。
今回の、その友人とのテレビ電話も、目的はそれだった。その友人は、今カナダにいて、かれこれ2年以上は会っていなくて、いったい何をしているのか、とても興味があったので話を聞いてみた。
カナダとは時差が-13時間あるから、こっちの夜は、あっちの朝。日本時間で23時にテレビ電話開始。向こうは朝の10時だ。
ホント久々に会話したので、3時間以上話し続けていた。松江に友達がほとんどおらず、人と話すことに飢えていたので、2年分のブランクを埋めるがごとく、話し続けた。
自分の体験したことがないことをしている人の話は面白い。そして、行動をしている人の話は、腑に落ちる。
この仕事図鑑は、ただ話してもらうだけだと、相手のメリットがないから、こちらとしては、話を聞きながら、コーチングをひっそり仕掛けていこうと思う。そうすることで、相手は話しながら、今まで自分が気づけなかった自分の信念や、やりたいことが見つかるかもしれない。
そうなれば、互いに有益な時間になる。
今、コロナで経済活動が鈍っている。お金の流れが止まっていることが諸悪の根源だ。皆が自粛することで、お金の流れが止まる。つまり、価値の交換が行われなくなる。
そうなると、原始時代の物々交換以下の世界になる。
それは、情報においても同じ気がする。大切な情報は、心のうちにしまっておくのではなく、シェアしたい人とシェアしていったほうが、幸せな気持ちになる。
大切な情報ほど、その傾向は強くなると思う。愚痴みたいな無価値なものをシェアするのは絶対にしたくない。そういった情報ばかりをシェアしていたら、必ず心が貧しくなる。
この仕事図鑑は、かなり詳しく聞いていくので、その人の行動原理、行動理由が見えてくる。そういった、その人自身を表す情報に触れると、親近感が湧き、信頼感が増す。
そういった、互いのアイデンティティに関わる情報をやりとりできる人がいるかどうかが、社会的な生き物である人間が、幸せに生きていけるかを決定づけるんだと思う。
今やっている仕事図鑑は、カタチは仕事を聞いていくものだが、本当は、その人の価値観を聞いていくものである。価値観と仕事が一致してはじめて、生きている、と言えると思う。
自分の塾生には、決して他人の価値観に沿って生きていってほしくない。そして、仕事図鑑の依頼を受けてくれた人が、自分の価値観に気づいたり、再認識することをサポートしていきたい。
以上🖐️
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