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オススメの小説・エッセイ

2020/2/20 晴れ

今週読んだ本

最近は、ビジネス書よりもエッセイや小説を読むようになった。動画よりも、細部を自分の好きなようにイメージできるし、登場人物に感情移入しやすいから、読んでてめちゃめちゃ面白い。

読んでるときは、別次元に居るような気持ちになり、まるで他人の人生を疑似体験しているような感覚になる。その感覚にハマってしまった。

エッセイは、自分以外の人が物事をどう捉えているのかを知るのが楽しくて読んでいる。

読む本は、本屋に行って適当に目についたものを選んだり、人に勧められたものを読んでいる。

今週は、この2冊を読んだ。



塩田武士著「騙し絵の牙」と、若林正恭著「社会人大学人見知り部卒業見込」。

どっちもめちゃくちゃ面白かった。

騙し絵の牙は、あらすじを読んで面白そう!と思って読むことにした。ある出版社の中間管理職の、奮闘劇を描いている。社会人になってから、こういう会社を題材にした小説が面白く感じるようになった。

出版社の世界に関しては、何も予備知識もないし、出版社の友達もいないから、出版業界ってどんな世界なんだろう、ということも気になって買った。小説は、細かい描写が多いから、知らないことを詳しく楽しく知れる。

作品の中では、保身に徹する上司や、仲間を売る同僚、幹部の辞任や、他社との駆け引きがリアルに描かれていた。けっこう、最後の方まで暗い展開が続くんだけど、ラストのラストでどんでん返しがあってスッキリした。

あと、雑誌の電子化が業界に与える影響や、アマゾンみたいな通販サイトの脅威もリアルに描かれていて、ネットが浸透したことで出版業界がどう変わっていったのかも分かって面白かった。

社会人大学の方は、パラッと中身を見たときに、かなり内容に引き込まれたので、読んでみたくなって買った。若林さんの独特の世界観と言葉のチョイスが面白くて、読みながら何回も笑った。こんな面白い文章俺も書けるようになりたいと思った。

売れる前の芸人生活の大変さも分かったし、売れてからの苦悩も、細かく描写されてて感情移入してしまった。1つのことをやり続けるのって、大事だね。そして、名声を得たり、金を稼ぐことをゴールにすることは危険なのかもしれないなぁと思えた。

この2冊、めちゃオススメー!

小説は、ドラマとかと同じで続きが気になって他のことに集中できなくなる。酒や白砂糖と同じで中毒性が高く危険である。ビジネス書みたいにすぐに何かに役立つものでもないし、実益があるわけでもない。しかし、小説を読むことは、とても大切だと思う。

こうやって臨場感を出すのか、とか、こんな表現があるんだ、とか、日本語の使い方の勉強になる。動画を見ると、その動画の人とか場面以外を想像するのは難しいけど、小説だと、自分の脳内だけで世界を作り出すから、とても能動的な作業で楽しい。

俺も、このnoteで、読んだ人の想像力を刺激する文章が書けるように、文章力を鍛えていこー😀

以上🖐️

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