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ブーン監督を悩ますサード問題

コーラの株主です。
今シーズンのヤンキースはとにかく得点力が低い!
毎年リーグ上位をキープし、攻撃力には定評のあるヤンキースですが
今シーズンはここまでリーグ10位にとどまっています。
ジャッジの離脱やスタントンの不振などもありますが
一番の問題はサードの打力不足です。
今日の試合、ヤンキースは8回裏に3点を追加し、AL西地区首位のレンジャーズに逆転勝利を収めました。この週末の試合は順調であり、ヤンキースは43勝35敗となり、アメリカンリーグのワイルドカード争いで2位の座を確保しました。

しかし、テキサスから2勝を挙げたにもかかわらず、ヤンキースの打撃力についての懸念は解消されていません。このシリーズ、ヤンキースは合計8点しか得点できず、2週間近く試合で5点以上を記録できていません。アーロン・ジャッジが右足の親指の靭帯を断裂して以来、チームは打線により多くの長打を求めている状況です。

打撃力の問題は基本的に1番から9番まで打線全体に広がっています。ジャッジが6月3日以来試合に出場していない間、ヤンキースは得点が最も少ないチームとなっています。中でも、最も大きな問題はサードで、ヤンキースはジャッジが負傷者リストに入って以降のサードのチーム成績は
打率.111/出塁率.164/長打率.317の打撃成績となっており、シーズン全体でも.189/.260/.351の成績にとどまっています。

数週間前まで、ヤンキースの首脳陣はその打撃成績をドナルドソンの復帰で解決できることを期待していました。ジョシュ・ドナルドソンはブロンクスでの初年度は振るわなかったものの、昨年の.222/.308/.374の成績は今年のチーム全体のサードの成績よりも明らかに良く、少なくとも現状よりは改善すると信じられていました。その証拠に、5月下旬、監督のアーロン・ブーンはドナルドソンが復帰した際には彼を毎日のスターティングラインアップに組み込む予定だと示唆していました。

ブーンはそれをほぼ実行し、今月の最初の17試合のうち13試合で彼をサードベースまたは指名打者として起用しました。しかし、ドナルドソンは不振かを極め、53打席で打率.128/.208/.447と昨シーズンを下回る成績に落ち込んでいます。

このような不振から、ドナルドソンのレギュラー起用は今は疑問視されており。ドナルドソンはテキサスとの3試合では一度もスターティングラインアップに入っていませんでした。ルメイヒューが2試合でサードを守り、もう1試合ではIKFが起用されています。ブーンはまだドナルドソンの復調に期待する旨の発言を記者にしているようですが、以前のような打棒を取り戻すことは正直難しいと思います。
長打力だけでなく選球眼も悪くなっていることがドナルドソンの打撃成績を
より悪目立ちさせているように感じますね。

ただ、ドナルドソンよりも明らかに優れているレギュラー候補がいないこともヤンキースにとって頭の痛い問題です。ルメイヒューはヤンキース加入以来、最低のシーズンを過ごしており、打率.230/.286/.387を記録しておりこちらもレギュラーとは呼べない成績です。今年、外野での出場時間が増えているIKFもサードを守ることが可能ですが、ルメイヒューよりも成績は良くなく、打率.239/.275/.358を記録しています。昨シーズンプチブレイクした、オズワルド・カブレラに至ってはさらに成績が悪く、最近はメジャーとマイナーを頻繁に行き来しています。

アンソニー・リッゾ、グレイバー・トーレス、アンソニー・ボルペといった主要なスタメン内野手以外に、40人ロースターにはオズワルド・ペラサというもう1人の内野手がいます。このトッププロスペクトは昨年の後半に限られたMLBの出場機会でインパクトを与えましたが、2023年のスプリングトレーニングで苦戦し開幕メジャーを逃していました。
ペラザはAAAのスクラントン/ウィルクスバリで優れた成績を残しており
34試合で打率.292/出塁率.360/長打率.563、11本塁打を記録しています。
ペラザはあまり四球を選んでいませんが、三振率はきちんと14.9%に抑えられており、アプローチ面も改善がみられています。

ペラザは直近1週間試合に出場していませんが、近くラインアップに戻ることが期待されています。ペラザはメジャーリーグとAAAでサードでの出場はわずか7試合ですが、元々守備力の高いショートの選手のため、問題なくサードを守ることも可能だと思います。

ヤンキースのフロントや首脳陣は誰を起用しチームのサードの攻撃力を改善していくのか?
フラッグディールも近づいてきており外部からの補強の噂も確実に出てくると思いますので情報があれば記事更新していこうと思います。

ちなみに、本日マイナーのゲームでロドンが登板したみたいです。
彼の復帰も楽しみに待ちたいと思います。

それでは、また!
次回もぜひ遊びに来てください。
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